† 白薔薇と吸血鬼
吸血鬼と噂されるノイシュガットの女伯爵、フロリアン。忠実な召使マイアは、彼女が要求する若くて美しい男を捜していた。そこへ現れたのは、ギーゼン公領の公子カディス。噂の真偽を確かめるためにフロリアンに会いにきたカディスだったが、彼女が本当に吸血鬼ならば結婚したいと考えていたのだ。何も知らないマイアは、フロリアンを喜ばせるためにカディスを城へ案内したのだが……。
吸血鬼と噂されるノイシュガットの女伯爵、フロリアン。忠実な召使マイアは、彼女が要求する若くて美しい男を捜していた。そこへ現れたのは、ギーゼン公領の公子カディス。噂の真偽を確かめるためにフロリアンに会いにきたカディスだったが、彼女が本当に吸血鬼ならば結婚したいと考えていたのだ。何も知らないマイアは、フロリアンを喜ばせるためにカディスを城へ案内したのだが……。
太陽信仰シラーレ教を信仰するシシリア公国。
浄化の光をその手に宿す聖少女・レイラには、周囲には明かせない禁断の秘密があった。
レイラの執事・ダリウスは日の光の下でも生きられる吸血鬼で、レイラはダリウスに自らの血を与えていたのだ。
そんなある日、レイラとダリウスは吸血鬼による殺人現場に遭遇し、そこにいた女吸血鬼を頃してしまうが……。
血と愛の密約で結ばれた、禁断の主従関係の行方は? ヴァンパイア・ラブロマン開演!!
その村では、呪いを受けた胎児は生誕を拒み、子宮で首を吊るという。
母胎に己の「死」を置き去りにした赤児は、限りなく不老不死に近い存在となる――。少女の名は水祭甲。
呪われた不死者「ハカナシ」にして、またの名を”血祭御前”。事件の始まりは、着ぐるみが如く加工され、
腹部に「ファスナー」を縫いつけられた美しき女性の死体だった……滅びた村に伝わる忌まわしき伝承を復活させようと暗躍する異類の者たち――。
闇に取り憑かれ悪を為す不死者たちを、正義の殺戮者”血祭御前”が斬って斬って斬りまくる!
吸血鬼の力を失った代わりに世界を救い、最愛の恋人ジェレス(吸血鬼!)も得たレイン。めでたしめでたしと思ったのに、もう一度「吸血鬼殺し」として働かなきゃいけない! 今度の事件は人狼がらみで、その謎を調べるためにレインは天敵のチアリーダー部に紛れ込むことに。しかもジェレスとの関係もなんだかぎくしゃくしだしたからさあ大変――大人気、吸血鬼ラブロマン、感動の大団円!
「俺には守りたいものがある」自らの手を汚してでも冷徹に任務を遂行する、凄腕の軍人レオニール。
「わたしが、すべて許す。わたしは貴様の主なのだから」レオニールの主人として“対”の契約を結ぶ、美貌の少年伯爵ベルナルド。
伯爵の突然の失踪騒動、そして怪物を追い続けた主従コンビは、ついに謎の研究所へと辿りつく。しかし衝撃の人物へと繋がっていき―!?
禁断のヴァンパイア主従ファンタジー第5弾。
あなたは隕石を避けられますか? 俺は避けた。だが、避けきれなかった。出会いは、突然落ちてくる隕石みたいなものなんだ。
俺――地味な高校生だったはずの相川歩は、何の因果か世を騒がす連続一家殺人事件に巻き込まれ、あっさり殺られたはずだった……が、なぜか生きていた。事件直前に出会ったネクロマンサーの少女・ユーにより、ゾンビとして蘇ったという。んなバカな!?
そればかりか、魔法の世界から来た少女戦士ハルナに、勢いのまま魔装少女に任命される。何それ!? と思う間もなく吸血忍者の女の子まで出てきて、気づくと全員と同居してた――俺はいったい何やってんだ!?
第20回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作登場。
吸血鬼ウィンに作られた、心を持つお人形のルキア。壊れてしまった体を修理してもらうため人形師クリスを訪れるが、素っ気なく断られてしまう。
過去の約束に縛られ、呪いによって死ぬこともできないまま、人形を作り続けているクリス。
修理してもらうのを諦めきれず彼の家に居座っていたルキアだが、取り憑かれたように人形を作る彼の姿を見るうちに、放っておけない気持ちになって…。
「おお~~~~~~!」
その日廃墟ホテルの食堂は騒然となった。きゃろるが入居一ヶ月を記念して人外たちにお弁当を作ってくれたのだ。
「花冠だぁ」
バルトは身をのけぞらせて絶叫し、ビショップは号泣する。ふだんは貴族らしいふるまいのドラドラ伯爵ですらが、牙をむきだしにして弁当箱の奪い合いをするほど。
「このお弁当は僕のものだよ」「いや、それは俺んだ。俺が今決めた」
みんなきゃろるが大好きなのだ。
だがその日、きゃろるの体に封じられた黒薔薇の光輝(ゾハル)が、ひっそりと動き始めていた……。
廃墟ホテルで繰り広げられる、フェロモンコメディ第2弾!
ヴァンパイアの子どもを宿してしまったベラ。
生まれてくるのは魔物か、それとも……
掟を破ったカレン一族とジェイコブの決断は?
双子の妹サニーが吸血鬼になりかけた事件の直後、今度は姉のレインがある組織から「吸血鬼殺し」に任命されてしまった!
とんでもない事態に焦る中、潜入先の<血の酒場>で美形だけど自分勝手な吸血鬼ジェレスと出会い……!?
やがてレインは吸血鬼達がつくる結社のリーダーを巡る争いに巻き込まれていく。そしてジェレスに助けられることになり、レインの心は……!?
吸血鬼と少女のラブロマン!
19世紀末、アメリカ西部。近隣の村とともに家を襲われ、母と妹を亡くしたアラン・グリーンウッド。彼を助けた少女は言った。襲撃者は「不死者秘儀団」だと。炎に包まれる家を前に、アランは復讐を誓う。
――それから3年。保安官の叔父のもと、キングスウェイ市で保安官補となっていたアランは、かつての少女――「屍人殺しのステラ」の二つ名で呼ばれる凄腕の拳銃使いと再会する。その間に埋められぬ力の差を感じ、自嘲するアラン。そんな折、街が人狼に襲撃され……。
いま、ふたりの復讐劇が幕を開ける!!