吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† クロス・ザ・スレイヤー -黎明を喰らう闇

作者:友野詳
イラスト:上野かおり
発売:朝日ソノラマ ソノラマ文庫
初版:1998年07月31日
価格:490
頁数:285
 いつのころからか、その街は、夜はもちろん、朝遅くまで深い霧に包まれるようになった。人々はその白い闇の中で何が起きているのか知らない。いや、知ろうとしないのだ。
 今朝もまた犠牲者がひとり。だが、今日は違った。長い髪、冷たい瞳の少女が、血に飢えたものどもを見据えていたのだ。謎の転校生、その手に光る長剣は何を断つ!? 魔の街の支配者はいったい誰なのか?
 期待のホラーアクション、新登場。
+++館主の独白+++

† 僕の血を吸わないで

作者:阿智太郎
イラスト:宮須弥
発売:メディアワークス 電撃文庫
初版:1998年02月25日
価格:550
頁数:309
 明るさだけが取り柄の高校3年生・花丸森写歩朗(はなまるしんじゃぶろう)の部屋へ、ある夜一人の少女が飛び込んできた。ジルと名乗るその少女はなんと吸血鬼。あまりに現実ばなれした出来事に驚き恐怖する森写歩朗。しかし、吸血鬼狩りブラックウィナーに追われ重傷を負ったジルに同情し、かくまってほしいという彼女の願いを聞きいれる。こうして暮らし始めた二人は徐々にお互いに惹かれていくが、人間と吸血鬼という種族の壁は高かった。思い悩むジルと森写歩朗。そこにとうとうブラックウィナーが現れた。果たして二人の運命は? そして恋の行方は……!?
 第4回電撃ゲーム小説大賞〈銀賞〉受賞作、待望の刊行。
+++館主の独白+++

† ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像

作者:篠田真由美
表紙:弥未純
発売:講談社 講談社文庫
初版:1997年10月15日
価格:562
頁数:356
 何十万もの人間を生きたまま串刺しにしたとされるワラキア公ヴラド。
 その残忍さゆえに小説「吸血鬼ドラキュラ」のモデルとなった男の真実の貌とは。
 強大なオスマン・トルコ帝国を相手に孤独な戦いを挑み、過酷な時代を疾風の如く駆け抜けたもうひとりの“織田信長”の実像を人気の女性作家が描く異色長編。
+++館主の独白+++

† 血

作者:大原まり子、他
発売:早川書房
初版:1997年09月20日
価格:1,600
頁数:257
 1897年、倫敦にてブラム・ストーカー作『吸血鬼ドラキュラ』が出版されました。トランシルヴァニアのドラキュラ伯の名を用いて、古典的ゴシック・ホラーにさまざまな新装置を散りばめた『吸血鬼ドラキュラ』は、たちまちベストセラーとなったのです。
 そして100年の時を経た20世紀末、アジアの涯の国の作家にまでその設定は想像力を喚起させます。
 ここに8人の創造者たちの時間、空間、小説手法の異なった作品が集いました。
+++館主の独白+++

† 魔女たちの長い眠り

作者:赤川次郎
発売:角川書店 角川ホラー文庫
初版:1997年08月10日
価格:560
頁数:293
 ――人間って、本当に馬鹿だわ。見当外れのことでわざわざ私たちを駆り立てて……。人間が私たちに勝てるわけがないのに――。
 夜が降りてきた。暗がりが町を大きな翼で包みこむ。静かで平和にみえる町の背後で起こる動機不明の連続殺人事件。誰が敵で誰が味方か。狂気と憎悪と混乱渦巻く中で、人間の想像を超えた恐るべき何かが動き始めた!! 闇と血が支配する<谷>の秘密とは!? 「魔女たちのたそがれ」に続いて贈る、ニュー・サスペンスの決定版。
+++館主の独白+++

† 魔女たちのたそがれ

作者:赤川次郎
発売:角川書店 角川ホラー文庫
初版:1997年08月10日
価格:560
頁数:305
 津田は小さな雑貨の卸売会社に勤める28歳の独身男性。今日は、15人の社員のうち5人が休みで、目のまわるような忙しさだ。奇妙な電話は、そのさなかに掛かってきた。「助けて……殺される」 あの声は、幼なじみの依子。確か山の中の小さな町で小学校の教師をしている筈なのに……。
 閉鎖された町で連続して起こる、動機不明の殺人事件。狂気、憎悪、蔑視、混乱の果てに隠された恐るべき事実と結末。意外な犯人の素顔は?
+++館主の独白+++

† ブラッドジャケット

作者:古橋秀之
イラスト:伊藤義則
発売:メディアワークス 電撃文庫
初版:1997年06月25日
価格:530
頁数:263
 その時代、積層都市ケイオス・ヘキサは吸血鬼”ロング・ファング”の脅威に晒されていた。史上最悪と言われるこの魔物を殲滅すべく組織されたのが、血のような赤に染められたジャケットを制服とする特殊部隊“ブラッドジャケット”である。だが、その隊長を務めたアーヴィング・ナイトウォーカーには誰にも知られていない意外な過去があった……。
  第2回電撃ゲーム小説大賞で<大賞>を受賞した古橋秀之が、ドラマティックに書き下ろす受賞後第1作。前作では語られなかった“ロング・ファング”の謎が遂に明かされる。
+++館主の独白+++

† ブラックロッド

作者:古橋秀之
イラスト:雨宮慶太
発売:メディアワークス 電撃文庫
初版:1997年04月25日
価格:490
頁数:228
 ブラックロッド──公安局・魔導特捜官。精神拘束(ゲアス)により全ての感情を封印した彼に表情はない。まるで死人の顔。
 ヴァージニア9──降魔局・妖術技官(ウィッチクラフト・オフィサー)。黄色い外套をはおった少女。だが、侮る事は禁物だ。彼女は魔女の分身なのだから。
 ビリー・ロン──探偵業をなりわいとする気さくな青年。人なつっこい笑顔にには、だが“牙”がある。
 ゼン・ランドー──3つの都市を奈落堕(フォールダウン)させた隻眼の男。その正体は人か魔か……。
  第2回電撃ゲーム小説大賞で<大賞>を受賞した異色作。異形の町ケイオス・ヘキサが今文庫に出現する。
+++館主の独白+++

† 吸血鬼エフェメラ

作者:大原まり子
発売:早川書房
初版:1996年08月15日
価格:544
頁数:324
 地球には古えの昔から、人類とは別種の知的生命体が存在してきた。
 彼らは吸血鬼と呼ばれ、その歴史は迫害の歴史であった。一族は吸血鬼狩りの激しい東ヨーロッパを逃れ、やがて、東の端の国の教会の奥深くでひそやかに生き続ける。
 だが、22世紀初頭、巨大財閥グループの総帥・大門ヤスヒロは吸血鬼一掃を目ざし、一大殺戮を開始した。
 種の存続を賭け、吸血鬼一族が最後の切り札としたものは……
 幻惑の未来世界を生きる吸血鬼たちを描く。
+++館主の独白+++

† ロスト・ソウルズ

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原題:Lost Souls
作者:ポピー・Z・ブライト(Poppy. Z. Brite)
訳者:柿沼瑛子
発売:角川書店 角川ホラー文庫
初版:1995年08月10日
価格:777
頁数:506
 母親の肉体を引き裂いて生まれてきた、ヴァンパイアの血をひく美しい少年。つきまとう孤独を埋めるために、彼は魂を揺さぶるパンク・バンド『ロスト・ソウルズ?』のメンバーが住むミッシング・マイルを目指す。そして、さすらいのうちに出会った、緑の瞳の酷薄な青年ジラーに血と官能を教えられ、心奪われてしまう。──享楽の夜々。その果てにもたらされる恐るべき真実とは…。
 精神と肉体の教会を越えた濃密な愛を描く耽美ホラー。
+++館主の独白+++

† ドラキュラ物語

原題:Dracula
作者:ブラム・ストーカー
訳者:磯野秀和(翻案)
発売:集英社 子どものための世界文学の森
初版:1995年03月28日
価格:854
頁数:141
 この世に死ねない人が、いる?! その名は、ドラキュラはくしゃく。生きるために、次つぎに人の血をすいつづけ、仲間をふやします。そのドラキュラを退治するために、愛と友情でむすばれた六人の人びとが、ちえと勇気をふりしぼって、たたかいます。さて、吸血鬼ドラキュラは、ほんとうに死ぬのでしょうか。
+++館主の独白+++