† 吸血鬼とまぼろしの舞踏会
吸血鬼の少女マイアが仕えている女伯爵フロリアンに、王から手紙が届いた。花嫁探しのために行われる舞踏会への招待状らしい。
召使であるマイアも同伴することになったが、付き添い人は、ギーゼン公領の公子カディス。
カディスは、吸血鬼であるマイアを手に入れたがっている人物なので、今回の件も何やら画策していた様子。
カディスの誘いを受け流しつつ、王のもとへ向かうマイアだったが?
吸血鬼の少女マイアが仕えている女伯爵フロリアンに、王から手紙が届いた。花嫁探しのために行われる舞踏会への招待状らしい。
召使であるマイアも同伴することになったが、付き添い人は、ギーゼン公領の公子カディス。
カディスは、吸血鬼であるマイアを手に入れたがっている人物なので、今回の件も何やら画策していた様子。
カディスの誘いを受け流しつつ、王のもとへ向かうマイアだったが?
ジローは進む。星一つ分の死と再生を繰り返しながら。コタロウ、そして――ミミコ。彼の心臓をノックする、大切な存在の為に――。
ついに最後の戦いの火蓋が切られた『九龍の血統』とジローたち。ジローに応え特区へと向かったミミコ、ケインやジャネットら各地の精鋭が特区に到着する中、ジローは九龍王との対決の時を迎える。鍛え直した銀刀を操り『九龍の血統』を圧倒するジローを前に、追いつめられたカーサたちは、最後の手段に打って出る……!
「ジローさん!お願いっ。諦めないで!」
――大切な、愛する者たち。その為に今、全てを捧げよう。
黒き血の兄弟と一人の少女が紡ぐ、血と絆の物語、ついに完結。
あなたは火の粉を払えますか? 自分の身に隣りかかる面倒事さえ処理し続ければ、それで万事うまくいく。俺は、世の中そんなもんだと思っていた。
ところが、ゾンビで魔装少女になってしまった俺―相川歩に降りかかってきた火の粉は、ネクロマンサーのユー、魔装少女ハルナ、吸血忍者のセラだけじゃなかった。セラと敵対する吸血忍者の少女が現れ、もののはずみでキスしてしまったんだ。その子、友紀は同じ学校の生徒で、俺の嫁になるってー!? そればかりか妖怪は大量発生するわ、大先生から変な預かり物を頼まれるわ、次から次へと降りかかる災難。あーっ!払いきれねーっ!
400年にわたる、オニと人類の争い。今、オニが栄華を極めしとき、現われた一人の少女。サヤ、16歳。セーラー服に身を包み、人の姿に化けたオニを見極めるや、日本刀で一刀両断に処す。
彼女の目的はただひとつ。父親を殺した全てのオニの起源、究極の敵・オニゲンを葬り去ること。ついに動き出したオニゲンを察知し、今、サヤは走り出す。
その戦いの先にいかなる過酷な運命が待ち受けていようとも。
サバイバル・アクションホラー。
小滝浦人は窓月なゆりとの初デートの日、連続殺人犯に襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。
その時、彼を救った(?)のはゴスロリファッションに身を包んだ美少女・九結ラミカだった。彼女によって吸血鬼にされた浦人の生活は大きく変化していくのだが……。
吸血鬼でゴスロリな美少女が躍動する、学園吸血鬼ファンタジー開幕。
1997年。アリスやジローと共に香港に滞在するカーサは、リズと名乗る1人の吸血鬼と出会う。自分と同じ“混血児”のリズに衝撃を受けつつも、カーサは彼女にかつてない親愛の情を覚える。
月下で蠢き始めた、新たな“脈動”。アリスとジロー、そしてカーサにとっての百年の夜が、静かに終わりを告げようとしていた。
そして現在――2009年、シンガポール。各国の有力血族を迎えたミミコは、特区奪還の手応えを感じながら、待っていた。
たった一振りの剣。ミミコにとってただ1人の吸血鬼を。
「……いつまで経っても、遅刻魔なんだから」
すべての未来を賭けた『聖戦前夜』が、今、最後の幕を開ける…。
この仕事はきみにしかできない――蘇生師としてのアニタの腕を見込んで、困難な仕事の依頼があった。リゾート開発で荒らされた何百年も前の古い墓地の死者を、いっぺんによみがえらせるというものだ。
現地に向かったアニタは、墓地の所有者らしい妖精の血をひく不思議な兄妹と出会う。
だが依頼主と激しく対立するその兄妹の真意をはかるまもなく、近くで起こった3人の少年の惨殺事件の捜査に駆り出される。
今までとは違うヴァンパイアの凶行に悪い予感を抱くアニタ。そして急遽セントルイスからアニタを助けに駆けつけたジャン=クロードに、最大の危機が襲いかかる!
好評シリーズ第4弾。
人間と吸血鬼の血を引く存在――ハーフヴァンパイア。闇の眷族でありながら、人として社会に生き、ときに同族である吸血鬼たちにとって最も手ごわい仇敵ともなる。
ハーフヴァンパイアの少年・ヴァイスは、その強大な能力を隠しながら日々の生活を送っていた。ヴァイスが暮らすのは、名門の誉れ高き「クラウストルム学院」。魔術師から神官、政治家から芸術家に至るまで、多彩な人材を育成する巨大な総合学園だ。
ある日、そんな学園内で奇妙な事件が起きる。魂を抜かれたかのような被害者と、その身体に残された紋章。やがて事件を調査するヴァイスたちは、その背後に蠢く異形の影へと迫っていく……。
不安に駆られたレネズミの手がほほに軽くふれた。
まずあたし、エドワード、ジェイコブ、エズミ、カーライル……
家族の顔をぱらぱらめくるように見せる。
セスとリア、チャーリー、スー、ビリー……
この子は知らない、もうすぐ訪れる悪夢を。
あたしの心臓はもう一度だけ、静かに脈打った。
なにも聞こえない。息づかいも。
自分自身の呼吸さえも。
一瞬、痛みが消えたことしか理解できなかった。
そしてあたしは目をひらき、感動に目をみはった。
「一緒にお祭りに行って」とか言われて喜んでました。「浴衣姿を見てほしい」って言われてニヤケてました。「高村君は私のものよ」なんて言われて叫びそうになってました……。たしかにみんな可愛い女の子です。だけどね……だけどね……みんな吸血鬼なんですよ~!
――ご気楽な父・直太郎の勝手な都合により、長野の僻地・治水村へと引っ越してきた直樹十六歳。転校した高校での思わぬモテモテぶりに、青少年心をときめかせていたのだが……。幸せは不幸な物語の始まりか!? はたまた実は……!?
阿智太郎&あらきかなおのコンビで贈る、イタイケナ男の子たちへの応援歌。