吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† KaNa -哀- 1

作者:爲我井徹
表紙:広瀬総士
発売:メディアファクトリー MF文庫J
初版:2002年07月31日
価格:580
頁数:293
 祐二が出会った袴姿の少女・哀は自らの正体を“妖”だと明かした。清楚で美しい彼女を前に、そのことをすんなりとは信じられなかった祐二だが、ある日の塾の帰り、地下鉄で起きた事件をきっかけにそれが真実だということを思い知る。やがて「七つの頭」を名乗る混たちの陰謀に巻き込まれていった二人は、あまりに過酷な運命と直面することとなるが……。はかなくせつないストーリーで人気を博したコミック、その原作小説が待望の刊行!!
+++館主の独白+++

† 白い夜

作者:紗々亜璃須
イラスト:氷栗優
発売:講談社 講談社X文庫ホワイトハート
初版:2002年04月05日
価格:660
頁数:300
 ――あの男を、この手で必ず消し去る!――
「雪の精霊」と謳われる美しき公爵シャルルは、七年前、幼い彼に呪縛の証を授け、運命を変えた吸血鬼フィリップへの復讐を心に誓う。
 そしていま、その男がシャルルと同じ運命を背負った娘を伴って、再び現れたのだ!
 しかし、忌まわしい絆に搦めとられながら、少女がフィリップを慕うのは何故?
 また、相次ぐ怪事件は吸血鬼の仕業なのか?
 華やかな社交界を舞台に、光と闇が交錯する!
+++館主の独白+++

† 屍鬼5

作者:小野不由美
発売:新潮社 新潮文庫
初版:2002年03月01日
価格:629
頁数:478
 村人たちはそれぞれに凶器を握り締めた。「屍鬼」を屠る方法は分かっていた。鬼どもを追い立てる男たちの殺意が、村を覆っていく――。
 白々と明けた暁に切って落とされた「屍鬼狩り」は、焔に彩られていつ果てるともなく続いていった。
 高鳴る祭囃子の中、神社に積み上げられる累々たる屍。その前でどよめく群れは、果たして鬼か人間か……。
 血と炎に染められた、壮絶なる完結編。
+++館主の独白+++

† 屍鬼4

作者:小野不由美
発売:新潮社 新潮文庫
初版:2002年03月01日
価格:743
頁数:574
 前代未聞の怪異が村に跋扈する中、閑散とした病院の奥で、連夜密かに地獄絵巻が繰り広げられていた。
 暗紅色の液体が入った試験管の向こうに、愛しい骸の変化を克明に記録する青ざめた顔。ゆっくり振り翳された杭……。
 はびこる「屍鬼」を壊滅させるための糸口が見え出した。しかし、その時、村人の絆が崩れ始める。生き残った者たちが選んだ策は――。
 思わず目を覆う展開、衝撃の第四弾。
+++館主の独白+++

† 屍鬼3

作者:小野不由美
発売:新潮社 新潮文庫
初版:2002年03月01日
価格:667
頁数:503
 逃げ場のない恐怖の底に堕ちた村で、深夜、何者かの影が蠢き始めていた。
 窓の外に佇む気配、往来の途絶えた村道で新たに営業し始めた葬儀社、そして、人気のない廃屋から漏れる仄暗い灯り……。
 その謎に気付いた者たちの背後に伸びる白い手。明らかになる「屍鬼」の正体。
 樅の木に囲まれた墓場で月光が照らし出した、顔を背けんばかりの新事実とは――。
 もう止まらない、驚愕の第三巻。
+++館主の独白+++

† 屍鬼2

作者:小野不由美
発売:新潮社 新潮文庫
初版:2002年02月01日
価格:667
頁数:503
「尋常でない何かが起こっている」。
 死者の数は留まるところを知らず、村は恐怖の連鎖に陥っていた。山々に響き渡る読経、毎日のように墓場に消えていく真白き棺。
 さらにそのざわめきの陰で、忽然と姿を消している村人たちがいた――。
 廃墟と化した聖堂に現れる謎の少女。深夜目撃されるトラックの残響。そして闇の中から射る、青白い視線……。
 目が離せない展開、戦慄の第二幕。
+++館主の独白+++

† 屍鬼1

作者:小野不由美
発売:新潮社 新潮文庫
初版:2002年02月01日
価格:743
頁数:583
 人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。
 猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躙したかのように散乱していた――。
 闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。
 殺人か、未知の疫病か、それとも……。
 超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。
+++館主の独白+++

† 百年の満月2

作者:鷹守諫也
イラスト:黒井貴也
発売:新書館 ウィングス文庫
初版:2002年01月25日
価格:600
頁数:271
 ヴィクトルの庇護のもと、新しい生活を始めたリュシアンは、従兄弟・マクシムの事故死の記事を見せられる。
 マクシムこそは、リュシアンの悪夢の元凶、忌まわしい記憶そのものだった。
『オマエガ悪インダ/腕ヲ追ッテヤル』。
 恐怖心を煽る言葉と苦痛。執拗に繰り返された行為。
 その死は、解放を意味するのか? だが、その葬式の場で、マクシムが突然息を吹き返した……!!
 母の死後、彼に苛まれ続けた過去をヴィクトルに知られたくないリュシアンは……。

 書き下ろしシリーズ、第二弾!!
+++館主の独白+++

† 星の国のアリス

作者:田中啓文
表紙:藤原ヨウコウ
発売:祥伝社 400円文庫
初版:2001年11月10日
価格:381
頁数:147
 十六歳のアリスが乗った宇宙船<迦魅羅>(かみら)号。地球を出航直後、密航者の死体が発見された。しかも、体内の血液をすべて抜かれて……。乗客・乗務員は合計七人。乗船するはずだったドラキュラ伯爵の子孫の姿が何故か見当たらない。ひょっとして、すでに乗員の一人にとり憑いているのでは? 孤絶した宇宙に伝説の恐怖が甦る、希代の吸血鬼SFにしてミステリー!
+++館主の独白+++

† スウィート・ブラッド

作者:高瀬美恵
表紙:木村タカヒロ
発売:祥伝社 400円文庫
初版:2001年11月10日
価格:381
頁数:137
 「神様はけっして助けてくれない!」二十七歳の平凡な主婦・佐代子は、コンビニで働く憧れの青年によって吸血鬼の仲間にされた。しかも夫は傷を受けて失踪。やがて吸血鬼になるための残酷でおぞましい儀式を受け、ようやく青年との甘い同棲生活を送る。ところが、幸せの絶頂を打ち砕く恐るべき事態が……!
 吸血鬼小説に新たな地平を拓く、愛と恐怖の物語!
+++館主の独白+++

† Vヴィレッジの殺人

作者:柴田よしき
表紙:松昭教
発売:祥伝社 400円文庫
初版:2001年11月10日
価格:381
頁数:156
 山梨県自治群V村。そこは、非公式に政府が公認する吸血鬼村で、密かに侵入しようとする者が後を絶たない。自殺志願者や永遠の命を欲する者など、実にさまざま。V村出身の探偵、メグは、美貌の青年捜しを依頼されそこへ向かった。だが、吸血鬼村にはあり得ない、十字架が突き刺さった他殺体に遭遇する! 不可能だらけの謎に挑む女吸血鬼探偵の名推理とは?
+++館主の独白+++