吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† パラケルススの娘3 仮面舞踏会の夜

作者:五代ゆう
イラスト:岸田メル
発売:メディアファクトリー MF文庫J
初版:2006年02月28日
価格:580
頁数:261
 枯れ木のような死体が相次いで発見され、騒然とするロンドン。
 クリスティーナたちは貴族院重鎮のルスヴン卿の仮面舞踏会に招待される。
 自分の気持ちに気付いてくれない遼太郎の態度に傷つきながらも、何人かの男性とダンスを踊った和音だが、遼太郎が目を離した隙に、なぜか和音は東洋人の男性とともに会場を出ていってしまう。
 結界のために和音を見失った遼太郎が、必死の思いで探し当てた部屋にいたのは、顔の半分を仮面で隠した妖艶な貴婦人と、その腕の中で気を失った和音、傍らに佇む東洋人の青年だった!
 華麗な文章で世を魅了する大好評マジェスティックファンタジー第三弾!!
+++館主の独白+++

† BLACK BLOOD BROTHERS 5 -風雲急告-

作者:あざの耕平
イラスト:草河遊也
発売:富士見書房 富士見ファンタジア文庫
初版:2006年02月25日
価格:580
頁数:312
 ……いい奴、なのに。
 夕暮れ時の繁華街に佇む、人の手に血を染めた吸血鬼。その姿を見つめて、ミミコは思う。彼は同胞をかばっただけ。
 ――なのに、なぜ、こんなことに?
 存在しないはずの“第11地区”の噂。そして実在した“九龍王の遺灰”。二つの要素が『カンパニー』と協定血族の関係に影を落とす中、吸血鬼の存在が公になる事件が発生した――。人間と吸血鬼の共存は理想でしかないのか? それとも『九龍の血統』の陰謀なのか? 不穏な風が吹く特区で、誰もが自分の道を探し迷走する。そして、調停員・葛城ミミコにも選択の時が迫っていた……。
 望月兄弟の特区上陸から1年。運命の孵化が始まる新感覚吸血鬼ストーリー!!
+++館主の独白+++

† クリスマスローズの殺人

作者:柴田よしき
表紙:松昭教
発売:祥伝社 祥伝社文庫
初版:2006年02月20日
価格:552
頁数:267
 女吸血鬼探偵メグが引き受けたのはよくある妻の浮気調査のはずだった。監視を続ける家から人の気配が消えた。不審に思って駆けつけると、家にいるはずの妻はおらず、海外出張へ出たはずの夫の惨殺体が……。
 折しもクリスマスローズの花を死体のそばに撒く連続殺人が頻発。メグの発見した事件もとんでもない方向へ!
 二転三転、奇想天外の吸血鬼ミステリー。
+++館主の独白+++

† 死が二人を分かつまで2

作者:前田栄
イラスト:ねぎしきょうこ
発売:新書館 ウィングス文庫
初版:2005年12月25日
価格:580
頁数:223
 一通の依頼状が届けられた。子爵邸で起きている不可思議な事件を解決してほしいという。さっそく元凶と思しきオルゴールを持ち帰る『J.C.』だが、その暗示にかかって昏睡状態に陥ってしまった……! このまま眠り続ければ、いずれは衰弱し死に至る。
 ――そんなの絶対に嫌! 可能性に賭けてみるわ!!
 『J.C.』の心の裡に潜入したミカエラは、そこでかつて『J.C.』が直面してきた運命の岐路に立ち会う――!?

 前田栄がおくるノイエ・ヴァンピリズム。決別と邂逅が宿命を糾う第二幕、完全書き下ろし!!
+++館主の独白+++

† BLACK BLOOD BROTHERS 4 -倫敦舞曲-

作者:あざの耕平
イラスト:草河遊也
発売:富士見書房 富士見ファンタジア文庫
初版:2005年11月25日
価格:620
頁数:361
 やっと見つけた。もう迷わない。己の剣を捧げる相手。共に人生を歩む少女。
 だから次郎は――異形の牙をむくアリスに、微笑みかける。
「……私の血が、必要ですか?」
 1895年、ロンドン。留学中の大日本帝国海軍少尉・望月次郎は、連続殺人事件の捜査に関わることになる。『7年前に姿を消した切り裂きジャックが、吸血鬼になって戻ってきた』――そう噂される不可解な事件の影には、闇の世界の住人たちも絡んでいた。謎の男装の麗人・カサンドラ。その僕・ケイン。そして、月光の化身のようなアリス・イヴ……。
 人間・望月次郎から、吸血鬼・望月ジローへ。これは長い長い闇の歴史における、知られざる一頁。百年の夜の、幕開けの物語。
 ――その夜、わたしは恋におちた――
+++館主の独白+++

† 死が二人を分かつまで1

作者:前田栄
イラスト:ねぎしきょうこ
発売:新書館 ウィングス文庫
初版:2005年11月25日
価格:590
頁数:247
 ミカエラは、体が芯から凍り付くような感覚に悩まされていた。遠く苦い記憶がよみがえり、ぴたりと重なる。そう、すぐそばに吸血鬼がいるんだわ……!
 彼女が救いを求めたヴァンパイア・ハンター『J.C.』が攻撃を仕掛ける先には、誠実な声と見事な金色の髪を持つ青年。彼は十三年前にミカエラを救ってくれた人物、その人だった。
 ――止めて! いったい、どうして!
 『J.C.』はそのサファイアの瞳に悲壮な決意を宿していて――!?

 前田栄がおくるノイエ・ヴァンピリズム。光と闇の織り成す物語が、今、その幕を上げる――!
+++館主の独白+++

† ヴぁんぷ! III

作者:成田良悟
イラスト:エナミカツミ
発売:メディアワークス 電撃文庫
初版:2005年08月25日
価格:630
頁数:419
【2ヶ月ぶりだね、日本の紳士淑女諸君! 今日は少々血生臭い話をするとしよう】
【復讐――そう、復讐の話だ。活劇から悲劇に至るまで、様々な物語に取り入れられる王道とも言うべき要素だよ】
【復讐は常に新たな復讐の芽を生む。様々な物語でよくそう言われるものだが……仮に、相手の親類縁者全て、さらにはそのまた縁者をも復讐の対象とし、全てを滅ぼし尽くす覚悟だとしたら? おそらく復讐の連鎖は止まるだろうが、その者に安らぎが訪れる事は無いだろう】
【そんな覚悟をしてしまった者は、この世界と――己自身にこそ復讐をしたいのだろうからね】
 そして、吸血鬼たちの時間が始まる――。
+++館主の独白+++

† 斜向かいのヘブン

この作品にはボーイズラブ要素が含まれている可能性があります
作者:砂原糖子
イラスト:依田沙江美
発売:新書館 ディアプラス文庫
初版:2005年08月25日
価格:560
頁数:271
 「俺、吸血鬼だから」
 無口で無愛想な上司、羽村から、とんでもないことを聞かされた久條。勿論本気にするはずもない。久條はムキになって羽村の思い込みを正そうとするが、彼は頑なだった。
 だが共に過ごす時間が増えるにつれ、実は人と話すのが好きだったり、食玩集めが趣味だったりといった意外に可愛い素顔を知り、久條は羽村に惹かれ始める……。
 ほんのり不思議テイスト、年下攻めリーマンラブ!!
+++館主の独白+++

† BLACK BLOOD BROTHERS S1

作者:あざの耕平
イラスト:草河遊也
発売:富士見書房 富士見ファンタジア文庫
初版:2005年07月25日
価格:580
頁数:310
 襲いかかる吸血鬼たちをなぎ倒し、赤き旋風は舞い降りた。の、だが……。
「狼藉者ども。この『銀刀』が相手です!」
「だぁぁっ! 爽やかヒーロー風に登場したからって許されると思うな! そもそもジローさんが遅刻したから、ピンチに陥ったんでしょうが!! 減俸の上、窓ふき、風呂掃除の罰則適応よっ!!」
「ああ、そんな殺生な!」
「黙んなさい! この役立たず吸血鬼!!」
 人間と吸血鬼のトラブルを処理する、調停員・葛城ミミコはなやんでいた。最近、雇った護衛――『銀刀』の異名を持つ伝説の吸血鬼・望月ジローと、その弟のコタロウ。彼らが来てからあたしの不幸指数、メキメキ上がってるんじゃ……!?
 新感覚吸血鬼ストーリー、血と汗と涙と労働の短編集登場!!
+++館主の独白+++

† ヴぁんぷ! II

作者:成田良悟
イラスト:エナミカツミ
発売:メディアワークス 電撃文庫
初版:2005年06月25日
価格:570
頁数:317
 祭りに現れた『食鬼人』の目的とは――。
【久方ぶりだね! 親愛なる日本の紳士諸君! 相も変わらず読書に精を出しているかね? 真にその書が好きならば、回読よりも購読をお勧めする!】
【失敬。生臭い話はやめ、今回は諸君に島の祭りを紹介するとしよう!】
【我が島が誇る芸術家、カルナルド・シュトラスブルクを讃えるカーニバルだ! 恋人達の誓いから家族の団欒、過去の精算に未来への希望など――様々な想いと共に、様々な客人が島を訪れる! 喜ぶべき来訪者から、望まれざる者までね。だから諸君も、この祭りを十二分に楽しんでくれたまえ!】
【遥か西の水面に日が沈むまでは、君達人間の時間なのだから・・・・・・】
+++館主の独白+++

† BLACK BLOOD BROTHERS 3 -特区震撼-

作者:あざの耕平
イラスト:草河遊也
発売:富士見書房 富士見ファンタジア文庫
初版:2005年03月25日
価格:620
頁数:397
『ジローは、周りに目を向けなきゃ。もっと大きな流れになるために、ね』
 昔。闇の母たる、彼女はそう言った。そして今。目の前でミミコが告げる。
「あなたはちっぽけな流れでしかないの。……独りでいようとする限りは!」
 吹き荒れる嵐の中で、ジローは思う。
 何故、彼女たちはどんな時も、希望に満ちた眼差しを失わないのか――と。
 世界で唯一、人間と吸血鬼が共存する場所・特区。しかし、忌むべき血族『九龍の血統』の暗躍で特区は崩壊の危機に直面していた! 兄弟の上陸事件、ついにクライマックスへ――。
 赤も黒も、全ての“血”が交じり合う真実がここに在る、シリーズ第3弾!
+++館主の独白+++