† chocolate-三原ミツカズ作品集-
ロリィタのチョコレートは甘くて、毒入り
ロリィタのチョコレートは甘くて、毒入り
ユウとアレシュ。古より「現世」の理を揺るがす「世界孔」を閉じることを努めとし、その彼方から現れる外来知性種と、歴史の裏側で戦い血を流し続けた閉鎖師の末裔。
そして異形と化し、破綻種(ディスパッチ)と忌避されつつ永遠を生き続けてきた少女と、その存在を憎みながらも、閉鎖師になるしかなかった少年。
ふたつの孤独な魂が触れ合うとき、ふたりの前に「氷牙姫」が現れたのは、まさに宿命というべきものだったのだろう――。
新鋭が描く<定められた喪失の物語>。
漆黒の夜に刻まれた、赤い――赤い姿。調停員・葛城ミミコは、彼から芽を離せなかった。だって、笑っていたから。
『銀刀』を片手に、同族の血に染まり。牙をむき、吸血鬼そのものの姿で
「これはデモンストレーションなんです」
ジローは優しく微笑んだのだ。
間違ってる――と、叫ぶことは簡単だった。けれど。ミミコにはわかった。もう、何を言っても、彼に届かない。
人間と吸血鬼が共存する世界で唯一の場所・特区。だが吸血鬼の兄弟・望月ジローとコタロウの上陸で、平穏は破られた。香港聖戦の英雄・ジローを巡り動き出す、策謀の数々。人間と生きることを望むジローは、ある決断を下すのだが!?
過去の因縁と現在の思惑が、未来を揺るがす! 新感覚吸血鬼ストーリー!!
「月を穿つ、直死の魔眼」
ゲームでもアニメでもない、佐々木少年の描く新しい、ある殺人鬼と白い吸血鬼の物語。
成田良悟が描く“この世でいちばん吸血鬼らしくない吸血鬼”の物語。
【親愛なる日本の紳士淑女諸君! 月並な問い事で申し訳ないが――諸君は吸血鬼の存在を信じるかね?】
【――失敬、名乗るのが遅れたようだ。我が名はゲルハルト・フォン・バルシュタイン! このグローワース島を預かる、子爵の称号を賜りし吸血鬼! 自己紹介の代わりに、我が島で起こった一つの騒動について話をしようではないか! ……まあ語らせてくれたまえ。暇なのだ】
【君が私の話を信じるも信じぬも、私が人にあらざる存在という事は一目瞭然であろう? 何しろ私の身体は――】
15世紀半、人々から悪魔公と噂され恐れられた暴君・ヴラド=ツェペシュ。
彼の息子、ラムザール王子が産まれた日、城門の前で拾われた赤子がいた。赤子はアレイストと名づけられ王子と実の兄弟のように育てられた。
そんな彼らが11歳となった頃、城がトルコ兵に襲われる。
追っ手を逃れたふたりは洞穴に逃げ込むが、そこで耳にしたものは屍鬼の声だった――。
見よ! 息子・斬十郎 父一世一代の負けっぷり 漢負けを!! 日本をセブンの魔の手から救うため病をおしてラストサムライが起つ!! 超感覚痛快チャンバラバトル!!
その女性の噂は聞こえていた。だが実際に目の当たりにした時、ヴィクトルもリュシアンも思わず目を瞠った。
リュシアンの亡き母・オルタンス……かつてヴィクトルが愛した美しいオルタンスに瓜二つだったのだ!!
リュシアン以上に衝撃を受けるヴィクトル。だが、彼には確信があった。これが、いかなる悪意の為せる業であるのかを――。
新展開でおくる、絢爛豪華な19世紀末、パリのノワール・ロマネスク!!
この世にはいい魔法使いと悪い魔法使いがいるんだよ ネギ先生
マリリン・マンソンからゴスロリまで、ゴス・カルチャーに迫る。
損傷は、美しく残酷な警告なのだ。これぞ、ゴシック!
『夜想』公式サイトより
何世紀にもわたって生き続けている謎の貴婦人ミリアム。ここ180年ほどは夫ジョンと連れ添っていたが、急激に老い始めたジョンを目のあたりにして懊悩していた。パートナーを失うことを恐れた彼女は、老衰学の権威サラに接近し、自身の血の秘密を探ろうとするが……。恐怖と官能と科学とを融合させ、ホラー小説に新たな地平を拓いた幻の名作、ついに解禁! 映画「ハンガー」原作。