小道具

Last Update 2004/05/08

マントの作り方 行き当たりばったり版

 ハンズに行けばパーティ・グッズコーナーで売っています。<マント

 ……が、やはりパーティ・グッズ。形が限られているし、丈も自分に合わせて選ぶことはできませんし、正直安っぽいです。
 ゴス系ブランドのいくつかでもマントを取り扱っているところがありますが、こちらはかなりのお値段(だいたい¥20,000くらいからでしょうか)。オーダーメイドの受付をしているお店もありますが、ここまでいくとかなり本格的になってしまいます。お値段はいわずもがな。

 皆様、義務教育時代に家庭科で裁縫の手解きを受けられたと思います。それならば自分で作ってしまいましょう。幸いにも我々には市販の型紙という強い味方がいます。自分で原型&型紙が作れなくてもそこそこのものなら市販の型紙の改造で十分作れてしまいます。あくまでもそこそこのものですけどね(^_^;

  • 吸血美人(可愛らしいイラストでのマント作り解説が見られます。)
  • CLOAK LOVE(マント情報ページにオークションの情報などが掲載されています。)
  • マントの部屋(マントの画像があります。)
  • woman in cloak(マント関係のリンクが充実しています。)
  • Cloak TAITO(製作依頼を受け付けているようです。)

基本編

ケープコート型紙

(株式会社大喜/EPO by McCALL'S M-247 /¥450)

ケープ型紙

(株式会社サンプランニング/Simplicity 933/¥650)
必要な材料
  • 型紙(「ケープ」で探せば比較的簡単に見つかると思います)
  • 表用布
  • 裏地(デザインによりけり)
  • ミシン(あれば便利)
  • その他洋裁道具一式
  • 襟改造用に洋裁の解説書を1冊程度
最適な作業場所
  • 布と型紙を思い切り広げられる広さがあれば最良
 今回は全円マントを目指すので、左の写真上側“ケープコート型紙”を元に作っていく予定です。裏地は表のパターンを元に自分で引くことにします。(“ケープコート型紙”は裏地がありません)

 参考写真。

 2001年冬に製作したマントです。これは“ケープ型紙”を改造して作りました。改造ポイントは
  • 前身ごろの幅を調整し、少し前をあける
  • 止め具(飾り)
 の4点です。私の身長が160cm弱、マントの着丈が135cm(ちょっとうろ覚え。130cmちょっとだったとは思うのですが)で全身像がこのくらいになります。厚底ブーツを履かないとちょっと厳しいくらいの長さに仕上がりました。

 表はスウェードの黒、裏は……忘れました。とりあえず紺色。止め具は原宿のお店で買ったネックレスの改造です。止め具と言っても飾りみたいなもので、強度を考えて実際は襟元に1本布を渡してボタンで止めています。金具だけでもいけるかもしれませんが、強風対策。

 襟と前の開き以外は型紙の長さを均一に伸ばしただけです。
 “ケープ型紙”の良いところは裏地のパターンも込みというところ。今回新たに見つけた“ケープコート”型紙の方は裏地がありませんでした。逆に欠点をあげるとすれば、元々がショートケープなので、そのまま丈を伸ばしただけだとあまり広がらない半円マントになることでしょうか。


 総費用約¥10,000弱。うちネックレスに¥4,000くらい(……) (正直今の自分ならネックレス部分も浅草橋の問屋でパーツ買って来て全部自作すると思います……@2006年)

 東京近辺に在住の方なら日暮里の布問屋街に行くとかなり安い布が見つかると思います。ただ閉店時間が18時~18時半くらいと早いのが難点。後はオカダヤやユザワヤでしょうか。
 好みにさえ合致すれば、表・裏ともメーター何円の布でも構わないと思います。日暮里の“トマト”本館あたりに行けば¥100/mからあります。逆に上を見るとキリがありません。布の巾にもよりますがだいたい6mくらい(単純計算すると着丈×4)は必要になると思いますので、見栄えと値段とを天秤にかけつつ購入しましょう。
(経験者の呟き:スウェードはそれこそ工業用ミシンや、ミシン針の16番くらい(薄い布なら9番10番、通常の布なら11番が使われることが多いです)を持っていない場合は厳しいのかもしれません。ミシン壊しかけました(^_^;  新しいミシンなら大丈夫なのかもしれませんが……)
裏地

留め具(改造前)

1.
 まずは材料購入から。
 表:ウール100% 150cm巾(ウール100%と言ってもかなり薄地) ¥1,980/m×6m(日暮里)
 (布巾が150cmなので着丈×4+αで計算)
 裏:キュプラ・ベンベルグ・ベンシャンブレー ¥680/m×10m 92cm巾(オカダヤ)
 (92cm幅で計算するのが面倒だったのでキリ良く10m……1割引)
 留め具:? ¥1,200(オカダヤ)
      チェーン ¥270/m(貴和本店)
      丸い金輪? ¥70/10ヶ(貴和本店)
      ひっかける部分の金具セット(?) ¥300(オカダヤ)
 その他工具:ペンチ、ヤスリ、平ヤットコ等(金具改造用)

 上はあくまでも私の場合なので、好みの布、留め具、道具を用意しましょう。
 留め具は、ボタン売り場のあたりにあると思います。少し値段の高い飾りボタンの側とか……。(オカダヤの場合)

2.
 買ってきた型紙をあけて、型紙についている説明書の通り切り貼りします。(前身ごろと後ろ身ごろは貼り合せていません。並べてあるだけです)

 ……この辺で真円でないことに気づきました。が、とりあえずそのまま続行。
(表4枚接ぎ、裏8枚接ぎの予定で作業中)




3.
 襟元です。
 赤の点線が型紙に書いてある仕上がりラインの位置です。(写真1) ですが、これだと襟ぐりが大きく開いた形になってしまうので改造します。

 まずマントの前をどれだけ開けるか決め、その半分の長さを折り返してしまいます。自信のある人はばっさり切り落としてしまってもOK。マントの前がきっちりで構わない人はこの作業は飛ばして構いません。(写真2)

 適当に要らない紙を持ってきて、型紙に貼り付けます。わら半紙でも古新聞でも、何でも構いません。(写真3)

 そして適当に新しいラインを引いて紙を切断。(写真4)
 水色が元の仕上がり線、赤が新たに自分で引いた仕上がり線です。この時、手持ちのTシャツ等、出来上がりの襟回りの形に近いモノを持ってきて、紙にあててカーブを測りながら線を引いてしまえば楽ちんです。使えるものは何でも使いましょう。なんと言っても素人洋裁ですから!

 前身ごろと後ろ身ごろを襟元を重ね合わせると写真5のようになります。前身ごろの方が少し幅が狭くなっているのは前をあける分です。

 出来上がり時にマントの留め具を2モードにしようとしている人は襟回りの合計値に注意して下さい。しっかり留めようと思ったら首が締まった、という事の無いように自分の首の周りの長さを考慮しましょう。


 ここまでの作業での型紙は一部縫い代込みの型紙になっていますが、全て仕上がりサイズの型紙にしてしまっても問題ありません。というか、むしろ統一した方がいいです。私のやり方だと仕上がりサイズと縫い代込みとがごちゃまぜになっていますので注意して下さい(^_^;
 このあたりだと、折り返した部分は仕上がりサイズになっています。自分がわかればいいやと統一するのを忘れました(懺悔)

4.
 次は身ごろ用型紙の改造です。
 元の型紙にがんがん新聞を貼り合せます。その後、着丈の長さの糸をシャープペン等筆記用具の先に結び付け、糸をコンパス代わりにしてぐるっと4分の1の円周を描き、余分な部分を切り落とします。(これは仕上がりサイズになります)

 裏地は表のパターンを元に自分で引くことにします。
 ……と書きましたが、裏地用の型紙はわざわざ作るのも面倒なので、表の型紙を折り畳んで使用してしまいます。新聞紙節約。
 丈は表の仕上がりより1cm程度長く取るのが理想的です。布の関係で無理なら仕上がりと同じでもなんとかなります。(が、かなり苦労すると思います)
(襟元はそれぞれ形が変わるので布の裁断時には気をつけてチャコペンで線を引いておきます。)


 私が買ってきた布は150cm巾なので、着丈130cmなら4分の1の円周が余裕で取れますが、もし狭い巾の布を購入してしまった場合は、この型紙を折り畳んで(あるいは分割して)使いましょう。

 布巾の問題が出てきたところで洋裁経験のある人はお気づきかと思いますが、裏地は普通92cm巾です。このため着丈限界は130cm程度と思ってください。これ以上の丈のものを作ろうと思うと、裏地を8枚接ぎではなく、10枚接ぎ、12枚接ぎ等にしなくてはいけなくなります。着丈を半径として円周を計算してみましょう。130cmでもかなり自爆街道一直線なのがわかると思います。92cm巾に入りきりません。
 ここまでの時点でお気づきの方もいるかと思いますが、原型を留めているのが後ろ身ごろの襟ぐりだけです。
 というわけで、襟のラインを自力で引ける人は一から自分で作った方が早いです……
 自分でもここまで最初の型紙が意味を無くすとは思いませんでした(^_^;
 これぞ行き当たりばったり。

5.
 襟の型紙を作ります。
 今回はスタンドカラーにしましたが、ここは自由にデザインしましょう。洋裁の本で襟や袖等の部分縫いを特集したものがあると思いますので、それを参考にして下さい。ここではオーソドックスなスタンドカラーのパターンの引き方だけにとどめておきます。
(かなり古い本を参考にしているので、今の本でどういう作りになっているのかはわかりません)
6.
 型紙作りが終わったら布の裁断をします。床に裏を上側にした布を思い切り広げた上に型紙を置き、周囲を待ち針で止めていきましょう。ずれない程度に細かくうつこと。布が大きいのでずれても気がつきにくいです。
 止め終わったらチャコペンで仕上がり線と縫い代のしるしをつけていきます。縫い代は基本的に1.5cm程度。表の裾部分だけ5cmとって下さい。また裏地の裾は仕上がりサイズピッタリかできれば+1~2cm。

 この時、布目の方向と型紙の裏表をしっかりチェックするのを忘れないように。左右で逆のものを作らないといけませんので、型紙を表にしたり裏にしたりして取ることになります。
 チャコペーパーとルレットがある人は布を折って1回に2枚取ることも可能ですが、1枚ずつ取った方が布の節約ができます。
 型紙付属の説明書に布の方向と型紙の置き方の説明が載っていますのでそれを参考にして下さい。
7.
 布の裁断が終わったらいよいよミシンかけです。表4枚は布の方向も一定でバイアス部分がありませんので、ある程度マチ針でとめればしつけ無しで縫ってしまっても大丈夫だと思います。中表にあわせてマチ針を打ったら仕上がり線にそってがががっと縫ってしまいましょう。

 裏地は滑りやすく、またバイアス(斜め)の部分がありますので、マチ針で止めた後、しつけ糸でしつけをかけます。ミシンをかけるときの目安になるように、ミシンをかけるときに自分が見ることになる面に大きな目が来るように縫いましょう。ミシンは仕上がり線(しつけ)よりも外側1~2mmくらいのところにかけます。
8.
 アイロンがけ(1)

 縫い代部分にアイロンをかけます。表は縫い代をピッタリアイロンで割ってしまいましょう。(写真参考。黒い布なのでわかりやすいように明度をあげてあります)

 裏地の縫い代は割らず、しつけ糸の部分を基準に片方に折ってアイロンをかけます。つまり縫い目よりも1~2mmずれたところにアイロンをかけることになります。こうすることによって、パッと見縫い目が見えなくなり、綺麗に仕上がるとともに、裏地に幅の余裕ができ、仕上がり時に多少のズレならカバーしてくれます。(足りなかったら折り目の部分が少し開いてくれるということです)
9.
 表と裏の縫い合わせ

 表と裏を縫い合わせます。中表に布を合わせ、身体の正面に来る部分2直線部分をマチ針で止めます。バイアスでは無いはずなので、ミシンがけに慣れている人はマチ針だけで大丈夫だと思います。不安な人はしつけもかけてください。
 写真を見てのとおり、裏地を少し折り返して縫いつけています。この折り返し位置は表の裾上げ位置(5cm)よりも少し下にくる程度の位置で折って下さい。

10.
 裏返した状態です。赤い点線が仕上がり線になります。

 ここで一手間。表が4枚裏が8枚ですから、計3ヶ所、裏側(内側)にある縫い代同士が同じラインになる場所があるはずです。この部分の縫い代同士を全部ではなくて構いませんので、荒くしつけ糸で止めて置きます。こうすることによって表と裏がパカパカするのを防げます。
11.
 この時点ではまだ端部分しか縫い合わさっていませんので、表の布を仕上がり線で折り返し、裏地の下に潜り込ませる状態にします。
 緑の線が表、水色の線が裏だと思って下さい.。 


まつり縫い(赤線)
12.
 表を仕上がり線で全て折り返し、アイロンがけしてしっかりあとをつけてマチ針で止めていきます。その後はひたすら表に響かないように丁寧にまつり縫いあるのみです。着丈130cmだとおおよそ8mくらいの距離になりますが挫けず頑張りましょう。

 まだ裏地の始末もありますし……。


 それなりに高機能なミシンならまつり縫い機能がついているものもあります。
 自分で買ったミシンにはまつり縫い機能があったので、2006年に作ったハーフマントは手間が省けて楽でした。
 ミシン選びは重要です。
13.
 裏地の裾のまつり縫いです。
 こちらも表と同じように仕上がり線で内側に折り込んでマチ針で止め、折り返した部分の裏側にあたるところをまつり縫いしていきます。
 やはり8m近くになりますが表の折り返し部分に縫い付けるため、マント表面に響くことはありませんので表のまつり縫いよりは気が楽だと思います。

 この部分を表に全部まつらず、普通に折り上げてミシンで直線縫いする手もあります。
 その場合は着た時にずれないように、後からところどころ表地に手縫いで固定しましょう。
14.
 襟つけです。
 ……写真を撮り忘れました。&説明が面倒になってきたので部分縫いの本か型紙付属の説明書参照のこと。
 普通のシャツ等の襟つけと特に変わらないのでネットの洋裁講座を検索するもよし。
15.
 襟つけまで終わったら、この部分の端ミシンをかけます(裾ではなくて着た時に前に来る黄緑と水色の線が引いてある側です)。
 上糸と下糸を布の色に合わせて黒と赤にして布端から2mmくらいの部分をミシンで押さえます。直線なので一気に縫ってしまって終了。
 あとはざっと全体にアイロンをかけます。
16.
 最後に留め具をつけます。

 留め具のチェーンは最初についていたものだと少し細くデザインも気に入らなかったのでペンチで外して別のものを取り付けました。クリップ部分も力技で破壊後ヤスリがけして縫いつけやすくしてしまいました。

 留め具選びは全て好みで。金具でなくてもいいと思いますし、自由な留め具を選んで下さい。

 出来上がりはこんな感じです。
 犬も入れる布の量。むしろ他人を巻き込める布の量です。
 写真2枚目のように、よくある吸血鬼のイメージポーズもばっちりいけます。


 今回は布に拘ってしまったため、結局材料費で¥20,000くらいいってしまいました。ゴス服を扱っているブランドで買うのと変わらないですが、こんなデザイン(色)は市販では無いよということで自分を納得させてみます。
 今持っているゴス服の上に着ても違和感の無い布を基準に選んだのでこのくらいになりましたが、安いものを選べばもっと安くしあがります。逆に高い布を選べば天井知らずです。妥協点は自分で見つけてくださいね。

 その他、マント着用写真はこちらとこちら。

 このマントの欠点は、肩幅を考慮していないので、両脇がちょっと上がってしまうこと。私は肩幅が結構狭いし撫肩なのであまり気にならないのですが、肩幅ある人だとその辺計算して型紙をちょっと変えたほうがいいかもしれません。
 ちゃんとしたマント屋のフルサークル(全円)マントってどんな作りになっているんでしょう……? やっぱり横部分がのびた楕円形なのかな?

 襟元には3本まとめたチェーンを渡してあります。
 写真下は強風対策のしっかり留めておくモードです。
 全円マントだけあって布量が多く、重みもそれに比例しています。
 布選びにもよりますが、チェーン(あるいは紐等)で繋ぐだけだと少々厳しいと思いますので、見た目重視の留め方以外に歩く時用のしっかりした留め方を考えた方がいいかもしれません。

 デザインや布によってはチャイナボタン(アジアンノット)でもいいかも。

手抜き編

 ここに載せている手順だとマントの裾上げがとんでもなく面倒です。
 楽に作りたい場合は、表と裏の布の大きさを同じか裏を若干小さめにし、中表に布を合わせた状態で襟回りだけを残して3方向全て縫い合わせてひっくり返してしまいましょう。
 ただし、パカパカ広がらないように中を留めるのに手をつっこむ場所が襟部分の開きだけだと大変なので、裏地同士を縫い合わせる時に背中側に来る部分を50cm~1mくらい(ここは好みで)縫わずに穴の開いた状態にしておきます。この穴は表地との留め合わせが終わった時点で細かめにまつり縫いすればOKです。
 また、面倒でなければ、最後にかける端ミシンは前部分だけではなく裾部分にもかけると良いでしょう。

 この縫い方のメリットは最初にも書いた通り裾上げ(手作業)の手間が省けることです。
 デメリットは……マントは羽織った時裏地がたるんで下がることがあり、その時外から裾部分の裏地が見えてしまう可能性があることです。表と裏の布の色が大きく違う場合は目立つかもしれないので注意して下さい。

 参考写真として掲載した裏地が紺色のマントはこちらの縫い方で縫ってあります。

手抜きなのか手抜きじゃないのか微妙編

 手抜き編と同様、裾上げが面倒な方に。

 表と裏の布を折り返す量と、どの辺でまつり縫いしたとしたら綺麗に縫い付けられるかという位置を全部きっちり計算して型紙作り・布裁断を行えば、手抜き編と同じように3方向全てミシンがけでも手で裾上げするのたあまり変わらない仕上がりにすることは可能です。
 手抜き編と同じように背中の部分を一箇所あける形にしておいて、3方向を(ただし裾の縫う位置は厳密に計算して)縫ってひっくり返した後、表と裏を普通の裾上げした時と同じ形になるように折りこんでアイロンがけします。このままだと折り返した部分どこかに固定されているわけではないので、ストンと落ちてきてしまいます。折り返されている表の布を外側に響かないように適当な間隔で表に縫いとめてください。全円周細かく止める必要はありません。折り返し部分が落ちない程度にざっくりと。

 この縫い方は、型紙通りきちんと布を裁断する自信がある人なら裾を手縫いで上げるより早いでしょうし、丈夫に出来上がると思います。
 ただ、裁断する布の面積がとても大きいので、布を大きく広げられない状態で裁断せざるをえない人だと、どうしても切り終わった布の大きさに誤差が出ますので、いざ縫った後に折り返してアイロンをかけようという時点で裾が歪んでいることに気付いた、ということになる可能性もあることを念頭に置いてチャレンジして下さい。
 私はきっちり計算きっちり裁断する自信がなかったので、裾上げの最中に多少誤魔化しのきく手縫いを選んでいます。