吸血鬼の手帖

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† 吸血姫1

原作:平野俊弘
作者:垣野内成美
発売:ソフトバンク クリエイティブ フレックスコミックス
初版:2010年02月20日
価格:560
頁数:161
 少女たちの、運命の出会い――
 明治時代。
 名門女学校・楓塾に転入した結衣は、突然の転校にとまどうことばかり。
 そんな時、結衣の前に大企業の娘・夕が現れる。

 次第に友情を深めていゆく結衣と夕。
 二人の時間は穏やかに流れるかに見えたが、夕には、どこか謎めいた雰囲気があり……。
 吸血姫(ヴァンパイア・プリンセス)シリーズって、きちっとすっぱり完結してるイメージがないです。

 というわけで、吸血姫美夕と夕維、もとい、夕と結衣の新しい物語。
 表紙折り返し部分に、吸血姫シリーズ完全リニューアル版、って書いてありました。

 多分、作者の頭の中にいろんな設定が詰まっていて、あんなバージョンこんなバージョンいろいろ出したくなるんじゃなかろうか。
 アン・ライスの『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』に近い空気を感じるなぁ、そういう部分。
 ただ、今回は続編や外伝ではなく「完全リニューアル版」となっているので、きっちり設定も詰め直しての心機一転かもしれません。
 吸血姫って、他の作品と微妙にクロスオーバーしている部分があったので、今度の新しい「吸血姫」もそうなっていくのかどうかも気になるところ。

 今回は明治時代の女学校が舞台です。
 和装と洋装が混在するような時代に萌えを感じる方なので、頭を切り替えてしまえば楽しく読めました。

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