吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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作者:布施文章
イラスト:会田孝信
発売:アスキー・メディアワークス 電撃文庫
初版:2009年11月10日
価格:590
頁数:292
血を飲めない不完全な吸血鬼、悠弥。自らが吸血鬼であることを忌み嫌った彼は、ふつうの人間として高校に通いながら、平穏な日々を送っていた。
そんな彼が住む街で、吸血鬼によるものと思しき連続殺人が発生する。
事件を調査するため、アメリカから一人のエージェントがやってくる。その名はリゼット。行く先行く先でトラブルばかりを起こす、金髪ツインテール&ニーハイの暴走美少女吸血鬼だった。
事件を追求しようとするリゼットに強引に連れ回されるうちに、やがて悠弥は、世界を巻き込むほどの大事件に立ち向かうことになるのだった――。
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送り込まれるエージェント。
吸血鬼の始祖にまつわる伝説とその遺産。
古い血を受け継ぐダンピール。
と美味しい設定盛りだくさんです。
アクションシーンは細かく凝ったものではありませんが、かなり派手にドンパチしてくれます。
無理矢理萌え要素を入れずにもうちょっと練って、普通のレーベルから出したら良かったのでは。伝奇物系として。
レーベルがレーベルなので、要所要所に売れるための萌え要素が織り込まれているのですが、別に「ラノベ」が読みたくて読んでいるわけではないので、そういう部分が蛇足に思えてしまうのです。
ツインテール襲来! なんてサブタイトルもいらないと思う。思う傍ら、そうしないと今時のラノベ業界では生き残れないのかなとも感じて、何ともモヤモヤした気持ちになりました。
下手な冒険できないんだろうなぁ。