吸血鬼の手帖

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† ヴァンパイア執事-お嬢様と幸福の人形-

作者:入皐
イラスト:池上紗京
発売:一迅社 一迅社文庫アイリス
初版:2009年07月01日
価格:590
頁数:270
 太陽信仰ソラーレ教を信仰するシシリア公国。聖少女レイラは、吸血鬼である執事のダリウスに、自らの血を与えていた。
 そんなある日、レイラが出席した夜会で、幸福をもたらすと伝えられる人形が盗まれてしまう。同じ頃、人々が謎の毒により倒れる事件が発生。
 2つの事件を追うレイラ達だったが……!? ダリウスへの想いを自覚するレイラと、彼女の婚約者候補に対する嫌悪感を隠せないダリウス。
 禁断の主従ラブロマン、急展開の第2弾登場。
 相変わらずむず痒いぁぁぁぁぁ!!

 自覚のないらぶらぶってこんなに痒いのか。
 2人が徐々に自分の気持ちを自覚していく描写はあるものの、とにかく読んでいてムキーッ! ってなりそうになります。
 そろそろ腹立ってくるレベル。
 鈍いのはどちらか一方でいいよ!
 ……引っ張り方は結構うまいけど、読んだ後で改めて振り返ると内容薄いかも。
 この密度でこのくらい引っ張れるというのは技量のうちかなー。

 ライバルキャラも登場で、恋愛色がさらに強まりました。
 吸血鬼のボスっぽいのも出てきて、腐女子色も強まりました。
 後者、何かこう狙っている感があって……うう~ん。その部分が微妙に自分の中で点数低い。
 まぁ、多分単純に萌えポイントの違いってやつですね!


 それにしても、内容と帯が合ってねぇ!
 なんだろう、レーベル自体の方向性と、作品の方向性の違いを無理矢理合わせてるのか?
 無理にエロっぽさを前面に出さない方がいいんじゃないだろうか、この本。

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