吸血鬼の手帖

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† 幻想綺譚クラウストルム-夕闇の血族

作者:火野峻志
イラスト:緋色雪
発売:ソフトバンク クリエイティブ GA文庫
初版:2009年03月31日
価格:600
頁数:257
 人間と吸血鬼の血を引く存在――ハーフヴァンパイア。闇の眷族でありながら、人として社会に生き、ときに同族である吸血鬼たちにとって最も手ごわい仇敵ともなる。
 ハーフヴァンパイアの少年・ヴァイスは、その強大な能力を隠しながら日々の生活を送っていた。ヴァイスが暮らすのは、名門の誉れ高き「クラウストルム学院」。魔術師から神官、政治家から芸術家に至るまで、多彩な人材を育成する巨大な総合学園だ。
 ある日、そんな学園内で奇妙な事件が起きる。魂を抜かれたかのような被害者と、その身体に残された紋章。やがて事件を調査するヴァイスたちは、その背後に蠢く異形の影へと迫っていく……。
 異世界ファンタジーで学園モノ。

 タイトルやらイラストの雰囲気やら世界観やら、本全体がゲームっぽいな、と思ったら作者はゲームのシナリオライターの人。
 ゲーマガというゲーム雑誌の企画として始まったシリーズ? のようです。

 特にインパクトらしいインパクトは無し。普通。
 で、ヒロイン(?)の女の子が生理的に駄目でした。口調だけでげんなりしてしまう……。 自分の萌えは他人の萎え、他人の萌えは自分の萎え、ってこういう時に実感しますね。
 コソコソしている謎キャラが気になるといえば気になる……割と好みっぽいんだけどなぁ。

 話は1冊で区切りがついています。
 区切りはついているものの、回収されていない伏線等々ある&ゲーマガで別主人公の連載があるとのことなので、多分続刊あると思います。

 奥付にシールで訂正してあるあたり、極悪入稿だったのかな……。

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