吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† トワイライト13 永遠に抱かれて

原題:Breaking Dawn
作者:ステファニー・メイヤー(Stephenie Meyer)
訳者:小原亜美
イラスト:ゴツボ×リュウジ
発売:ソニー・マガジンズ
初版:2009年03月10日
原語版初版:2008
価格:1,000
頁数:301
 不安に駆られたレネズミの手がほほに軽くふれた。
 まずあたし、エドワード、ジェイコブ、エズミ、カーライル……
 家族の顔をぱらぱらめくるように見せる。
 セスとリア、チャーリー、スー、ビリー……
 この子は知らない、もうすぐ訪れる悪夢を。
 ここまでほとんどカレン一家(+イタリア勢)しか出てこなかったのに、急激に登場人物(吸血鬼)が大増殖。
 実はこんな吸血鬼があちこちにいたんだよ、という世界設定の暴露も兼ねているような大盤振る舞いっぷりで。

 結局、シリーズ開始当初にやたら強調されていた、ベラのドジッ娘っぷりって精神防御特化で物理防御できないという能力に繋げるための単なる前振り?
 それだったら吸血鬼になってからもドジッ娘になるべきじゃ……。

 ざくっと一言で感想を述べると
「え、ここでシリーズ終わっちゃうんだ?」
 ハッピーエンドではあるので、別にモヤモヤするような終わりではないんですが、ここで終わりなのかと。
 でもこれより先、完璧にすっきり決まるところまで書くとなったら、それこそ風呂敷を畳めなくなりそう。そういう意味ではここで終わっておいて良かったのかなぁとも思います。
 でもやっぱりもうちょっとスカッとしたかったなぁ。
 爽快感が、爽快感が欲しいよ。


# ドラキュラ1号&ドラキュラ2号(ジェイコブ談)のルーマニアの2人の「なんたる不運!」に笑っちゃったよ。笑っちゃだめなのかもしれないけど! 可愛いなお前ら!

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