吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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作者:阿智太郎
イラスト:あらきかなお
発売:アスキー・メディアワークス 電撃文庫
初版:2009年03月10日
価格:550
頁数:244
「一緒にお祭りに行って」とか言われて喜んでました。「浴衣姿を見てほしい」って言われてニヤケてました。「高村君は私のものよ」なんて言われて叫びそうになってました……。たしかにみんな可愛い女の子です。だけどね……だけどね……みんな吸血鬼なんですよ~!
――ご気楽な父・直太郎の勝手な都合により、長野の僻地・治水村へと引っ越してきた直樹十六歳。転校した高校での思わぬモテモテぶりに、青少年心をときめかせていたのだが……。幸せは不幸な物語の始まりか!? はたまた実は……!?
阿智太郎&あらきかなおのコンビで贈る、イタイケナ男の子たちへの応援歌。
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吸血鬼しかいない村に引っ越してしまった父子の話です。
文章が小説っぽくなってることに驚いた(失礼)。
これが10年の歳月ってやつなのね。
読むのは『僕の血を吸わないで』シリーズ以来ですが、巻末の著作リストを見たら、この10年の間にコンスタントに量をこなしていたみたいで。
でもノリとネタ質は変わってませんでした。
微苦笑しながら読んでしまうけど阿智太郎は嫌いじゃない。
あとがきを読んだら、元々は雑誌掲載の短編で、その時は主人公が吸血鬼になって終わりだったそうで。
果たしてシリーズ化されたことでどんな風に違ったエンディングを迎えるのか気になるところです。