吸血鬼の手帖

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† 今宵は君と血のキスを

この作品にはボーイズラブ要素が含まれている可能性があります
作者:立野真琴
発売:新書館 ディアプラスコミックス
初版:2009年02月15日
価格:571
頁数:174
 バイトで洋館にバラを届けた陸は、壮絶な美形三人と出会う。
 その夜から、陸は毎晩夢を見始めた。誰かの冷たい指が陸を甘く追いつめ、悪戯をし、噛みつくような激しいキスをされ……。
 淫夢にうなされる陸の枕元には、洋館の住人、計都の姿が……!!
 愛と宿命のヴァンパイア・レジェンド!
 ボーイズラブです。嫌いな人は要注意。

 気が付けば立野真琴も立派なBL作家の一員なんですよね……。
 BL苦手でも嫌いでもないんですが、昔全然違う系統として読んでいた人の絵でBLが来ると、わかっていてもぎょっとしてしまうのは何故なんでしょう……(汗
 描きたくて描いているのか、描かされているのか、いらぬ心配をしそうになったり。
 最初からそういう香り駄々漏れだった人は別なんですが。
 何となく立野真琴は好きで描いてそうな気がするけど。

 閑話休題。

 割と濡れ場メインで、ストーリーはなくはないものの、比重少な目。まさに「なくはない」程度。
 1冊に2本のお話が入っていて、両方の登場人物は共通しています。ただし、それぞれ別の吸血鬼+人間1が主人公格になっています。
 1本1本が各吸血鬼に対するプロローグともとれるし、それで完結しているともとれる作りなので、ストーリーが薄いのは仕方ないといえば仕方ないページ数か……。
 少なめと言えば、吸血シーンも少ないです残念ながら。

 巻数がついていないので、多分この1冊で終わり。
 吸血鬼3人組のうち2人はお話がきちんとあるのに、最後の1人は描き下ろしの10ページくらいしかないってちょっと哀れ……。

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