吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† トワイライト11 夜明けの守護神

原題:Breaking Dawn
作者:ステファニー・メイヤー(Stephenie Meyer)
訳者:小原亜美
イラスト:ゴツボ×リュウジ
発売:ソニー・マガジンズ
初版:2008年12月20日
原語版初版:2008
価格:1,000
頁数:326
 ヴァンパイアの子どもを宿してしまったベラ。
 生まれてくるのは魔物か、それとも……
 掟を破ったカレン一族とジェイコブの決断は?
 全体的に、妊婦描写+出産描写が結構気持ち悪かった。
 グロ狙いのグロではない分、やけに生々しいというか、ありえない描写なんだけど気持ち悪いんだよぅ。
 ……というのはまぁ横に置いておいて。

 もともとはジェイコブがボスになるはずだった……という伏線をここにきて回収。
 意外としたたかだろうが、頭に血が登り易かろうが、やっぱりジェイコブはいい奴だと思う。うん。
 ジェイコブ他狼組が活躍していて嬉しい。
 エドワードも動揺しまくりで「必要とあれば、“子犬”だってかまわない」なんて口走る有様で、逆に好感持てたって言ったらエドワード好きに怒られるかしら。
 二つに別れた群れに心痛めるカレン一家は、ほんとイイヒト一家よね、って感じです。

 ただ、卒倒するくらい血に弱かったベラが、あっさり血を飲んでいるのが、拍子抜け。
 もうちょっと葛藤が欲しかった気がする。けど、母性愛、かつ、身体の中に吸血鬼がいる! という事実の強調としてはいいのかな……。

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