吸血鬼の手帖

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† 屍鬼1

原作:小野不由美
作者:藤崎竜
発売:集英社 ジャンプコミックス
初版:2008年07月09日
価格:438
頁数:195
 199X年猛暑の夏、山に囲まれた人口わずか1300人の外場村で、原因不明の3名の死体が発見された。
 同時期、古い洋館に越してきた桐敷一家と接触した女子高生・清水恵が行方不明に。
 相次ぐ怪事件…凄烈なる夏が始まる!
 小野不由美の長編小説『屍鬼』を藤崎竜が漫画化。

 正直、小野不由美のあの作風と藤崎竜のあの作風がどう合わさるのか読むまでさっぱり想像がつかず。
 読んだら読んだでやはりしっくりこない。
 しっくりこないので貶してみたいところなのですが、それはそれでまた違う感覚。
 藤崎竜のあの大げさなキャラデザは、自分が持つ『屍鬼』のイメージとは違和感バリバリで読んでいて落ち着かないんです。これは自分の感覚として間違いない。
 でも困ったことに面白い。
 メインキャラがとんでもないポップなキャラデザになっている一方で、それなりの出番しかないキャラの描写が程よくホラー。
 この極端なふり幅の広さのせいか、日常と非日常の間を引っ張りまわされているような感覚に陥りましたよ……。

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