† シンプリー・レッド
この作品にはボーイズラブ要素が含まれている可能性があります
死を司る死神と、永遠の生を生む吸血鬼とは天敵同士。ところが、怜悧な美貌の死神・碧は、気まぐれに吸血鬼の子供を拾って育てることに。
やがて、身長も体重もはるかに碧を追い越した真冬は、満月の夜、血を求めて甘えるように唇を寄せてくる。碧は血を吸われるたび、首筋に真冬の抑えきれない欲情を感じて!?
人間界に密やかに棲まう闇の眷属たちのラブ・ファンタジー。
1. | シンプリー・レッド |
2. | スイートリィ・ブルー |
テーマ(?)は「Who will bell the cat?」
人間の世界、その日常ににこっそり紛れ込んで暮らしている異種族。
という設定は猛烈に好きです! 人外は人間と共存しててなんぼー!!
使い魔猫の吉宗も可愛いなぁ。
正直、帯とか煽り文とか見て全然全くこれっぽっちも期待せずに読み始めたんですが、良い意味で裏切られました。
人外スキーにはいいわ~。
濡れ場も必要最小限でページ数も割かれてないし。
吸血鬼に万能さとか格好良さとか耽美さとか淫靡さとかあまり求めていない、と言いますか、必須の前提条件だと思っていないので、あとがきに書かれていた
って部分も全く気になりませんでした。
むしろ人間くさい吸血鬼大歓迎ですよ!
異種族共存物は良い。良いぞ。