吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† RHプラス-休日の子羊たち-

原作:諏訪絢子
作者:金沢有倖
イラスト:諏訪絢子
発売:エンターブレイン B's-LOG文庫
初版:2008年03月27日
価格:500
頁数:187
 月長館に住む4人――高校生の誠、あげは、大学生の政和、管理人のきよいには、大きな声で言えない秘密が。それは“吸血鬼”だということ。
 警察が動かない事件に向かい、夜の世界を密かに守る……そんな彼らに“ミスター”からまた依頼が!
 あるリゾート地で若い女性ばかりが狙われている吸血鬼騒動。バカンスに行きたいとあげは&(強制的同乗の)誠からねだられていたきよいは引き受けることに。そこで一行を待ち受けるものとは――!?
 大人気コミックがオリジナルストーリーで登場!!
 文章がちょっぴり読み辛い。
 自分の肌に合わないだけだと思いますが。ところどころに括弧書きで心情描写とか一人ツッコミとか補足とかが出てくるのが違和感あって。
 独立した行で心理描写の括弧なら気にならないんですけどね。なんか描写を省く手抜きに見える、あるいは、そこに急に作者が現れたように感じるのです。キャラの独白、心の声ではなくて、作者からのツッコミ、言い訳に見えてしまうとでも言いますか。
 好みの問題……ですよね。うん。

 それ以外の部分は素直に楽しめました。
 キャラの顔を覚えるのが苦手な私としては、文章の方がキャラを捉えやすくて良かったような気すらしてきたくらいで。

 やはりきよいが一番美味しいキャラだと思う。
 きよい主人公の過去話で1冊くらい出ないかなぁ?

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