吸血鬼の手帖

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† トワイライト6 嘆きの堕天使

原題:New Moon
作者:ステファニー・メイヤー(Stephenie Meyer)
訳者:小原亜美
イラスト:ゴツボ×リュウジ
発売:ソニー・マガジンズ
初版:2006年12月20日
原語版初版:2006
価格:1,000
頁数:287
 あなたが吸血鬼でも、やっぱりあきらめられない!
 人狼族とヴァンパイアの対立のさなか、ベラは覚悟を決める……。
「もう、離さない。きみの苦しみはぼくのものだ」
 第2期終了~。(読んでから11ヶ月ほど下書きを放置しました反省してます。)
「白馬に乗った王子様」と「自分に剣を捧げてくれる騎士」みたいな、乙女の夢構図ですねー。

 行かないでくれというジェイコブの頼みをベラが断った後が、ジェイコブが立ち去る描写ではなくて、残された靴の描写だったところが好きでした。
 怒りのあまりか、嘆きのあまりか、森の中を駆け抜けるジェイコブの姿がパッと思い浮かびます。
 これに限らず、想像の余地があるのっていいですよね。
 あとは、鐘の音が響く中、広場をベラが走るシーン。スローモーションっぽくてこれも好きでした。下手したら走馬灯になりそうなシーンですけど。


 で。
 うーん。
 エドワードってそんなに格好いいかなぁ?

 ものすごーくナルシスト? 自分に酔ってそう。うーんうーん。
 ジェイコブの方がいい男だと思うんだけどなー。ベラ見る目無ぇぇ。まさに恋は盲目。
 ベラは抜け過ぎてるところが苛々させてくれるけど、女子だなぁと思わせるしたたかな部分もあって、そういう部分が女子読者の共感を呼ぶのかも。
 最後の自分の将来をかけた多数決シーンなんて、絶対勝てると思ってやってるよねっていう。
 まぁ恋する女の子なんてそんなもんだよね。

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