ちょくちょく行っている六本木のゴスバー、『Trick or Treat』、館長さんがモデルとして出ているからとカウンターに置いてあった1冊。まだ出たばかりだそうで。

　化粧の基本＆ドーランと血糊を浸かった簡単傷口メイクから、とことん本格的な装着者の型取り（ライフマスク）製作から始まるかぶりものまで、特殊メイクを1通り解説！
　当然牙の作り方も載っています。
　うちのサイトで掲載しているような簡素な作り方ではなくて、アルジネート（歯医者で銀歯を作る時などに型を取るアレ）を使って本人の歯型を石膏で作っていくところから始まる本格的タイプ。
　読んだら何か作りたくなること請け合い。
　とんがり耳や猫手や猫耳など、レイヤーさんが部分的に参考にするにもとても良いと思います。

　今までも大きなお店の舞台メイク用品コーナーに行けば特殊メイク雑誌は置いてあったのですが、基本的に全部英語なんですよ、特殊メイク雑誌って。
　さすがに肌につけたり、ましてや牙は口の中に入れるものなので、自分のズタボロな英語能力で英語雑誌を読みながら作るのはちょっと怖くて躊躇していたのですが、この本があればチャレンジできますよ！
　近いうちに家の中に石膏の塊がゴロゴロしそうな予感がしています。
　必要な材料が基本的には消耗品中心で、でかい機材はあまりいらないのがチャレンジ精神を煽りますね。
　勿論、挑戦「できる」と最後まで綺麗に完成「できる」の「できる」には大きな違いがあるわけですが、挑戦までのハードルがぐっと下がるだけでも読む価値絶大です。

　そして素朴な疑問。
　ライフマスクを一度でいいから作ってみたいと思ったものの、私のように年がら年中鼻炎で鼻詰まりを起こしている人間はどこで息をすればいいのでしょうか……。＜鼻の穴以外全部埋めて顔面型取り

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