吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† ネクラートホリック

この作品にはボーイズラブ要素が含まれている可能性があります
作者:山葵マグロ
発売:リブレ出版 BE×BOY コミックス
初版:2006年10月10日
価格:571
頁数:201
 エリート吸血鬼・朔揶(ラブホで女王様が副業)はある男以外の知が不味くて飲めないヘタレ吸血鬼に その男―Hと食事の相手、吸血鬼ハンター・渥美。カラダも心も憎悪も歓喜も快感も心臓も―命をかけた‘鬼ごっこ’真剣ラブ、萌絶叫描き下ろし付!
 ボーイズラブです。嫌いな人は要注意。
 濡れ場有りのBLなので、許容範囲が「ほんのり」程度までの人は読まないように。

 正直、裏表紙の紹介文が萎える。
 何でこうBL系の作品の紹介文って、軽やかに斜め上を飛んでいくんだろう……。
 たまにはもう少し重め、せめて普通のノリで紹介文書いて欲しいです。
 私の場合、本編は結構気に入っても、紹介文で気分が萎えた分、印象マイナスってパターンが多かったり。
 BL市場だとこれが普通なの? ねぇ、普通なの??

 本編はそこそこ……かな。微妙に消化不良気味。
 何がきっかけで渥美が朔揶に惚れて追い掛け回しているのかとか、そういう部分がサッパリわからないのがなぁ。
 朔揶が渥美に惚れたのは多分朔揶がMだから、ってとこでいいんだろうと勝手に思っておく。
 エロシーン減らしてもいいから、もうちょっとそういう枝葉の部分を描いて欲しかったです。
 でも連載だと、毎度盛り上がる場所を作らないといけないから難しいってのもあるのかなぁ。読者アンケート対策とかあるんだろうし。
 どんな作品でも基本コミックス&文庫派、雑誌で読むことは滅多にないんで、連載をリアルタイムで読んだ時にどう感じるかっていうのはイマイチわからないです。

 にしてもダンピールの設定がエロ用に特化されていて、ここまでされるといっそ気分がいいというか納得しちゃうというか。うん。欲望に正直過ぎる設定だ。

 読んで損は無い、けど得も無い、いたって普通のBL作品。

 とりあえず、作者の「萌え」が一杯詰め込まれているのは読んでて分かる作品です。
 多分紙面に余裕があれば、各キャラごとに1話ずつくらい番外編用意できるんじゃないかなぁと読んでて思うくらいには作者の萌えがひしひしと。
 吸血鬼萌えからスーツ萌えからゴスロリ(?)萌えから(以下略

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