† クリスマスローズの殺人
女吸血鬼探偵メグが引き受けたのはよくある妻の浮気調査のはずだった。監視を続ける家から人の気配が消えた。不審に思って駆けつけると、家にいるはずの妻はおらず、海外出張へ出たはずの夫の惨殺体が……。
折しもクリスマスローズの花を死体のそばに撒く連続殺人が頻発。メグの発見した事件もとんでもない方向へ!
二転三転、奇想天外の吸血鬼ミステリー。
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女吸血鬼探偵メグが引き受けたのはよくある妻の浮気調査のはずだった。監視を続ける家から人の気配が消えた。不審に思って駆けつけると、家にいるはずの妻はおらず、海外出張へ出たはずの夫の惨殺体が……。
折しもクリスマスローズの花を死体のそばに撒く連続殺人が頻発。メグの発見した事件もとんでもない方向へ!
二転三転、奇想天外の吸血鬼ミステリー。
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吸血鬼モノを中心に追っていると、ホラー、ファンタジー、あとはSFあたり(+ジャンル分け不可能なラノベの山)(+ジャ(略)BLの山)を手にする機会の方が増えるのは避けられませんね。
以前祥伝社400円文庫(今は無くなって普通に祥伝社文庫かな?)から出た『Vヴィレッジの殺人』の続編です。
犯人が誰なのか、いわゆる「ミスリード」がどこなのか考えながら読むのが推理小説の楽しみのひとつだと思うんですが、何せこの作品は探偵も警察も吸血鬼。やたら吸血鬼率の高い作品なので、通常の推理小説を読むように読むのはちょっと無理。
そこが面白いところかも。
推理小説でネタバレする事程無粋なことはないと思うのでこれ以上内容には触れませんが、『Vヴィレッジの殺人』を読んでいなくても問題なく読めるものだったということだけは明記しておきます。
『Vヴィレッジの殺人』が廉価を売りにした400円文庫から出ていたのから一転して、『クリスマスローズの殺人』は単行本で、しかも原書房から出たのは何故。基本文庫化待ち派なので文庫版待って買いましたけど、文庫派かどうかに関わらず、シリーズ途中で版型変わるのって何となく嫌じゃありませんか?