吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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作者:前田栄
イラスト:ねぎしきょうこ
発売:新書館 ウィングス文庫
初版:2005年11月25日
価格:590
頁数:247
ミカエラは、体が芯から凍り付くような感覚に悩まされていた。遠く苦い記憶がよみがえり、ぴたりと重なる。そう、すぐそばに吸血鬼がいるんだわ……!
彼女が救いを求めたヴァンパイア・ハンター『J.C.』が攻撃を仕掛ける先には、誠実な声と見事な金色の髪を持つ青年。彼は十三年前にミカエラを救ってくれた人物、その人だった。
――止めて! いったい、どうして!
『J.C.』はそのサファイアの瞳に悲壮な決意を宿していて――!?
前田栄がおくるノイエ・ヴァンピリズム。光と闇の織り成す物語が、今、その幕を上げる――!
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前半3分の2くらいが本編。残り3分の1くらいが番外編でミカエラの話。
“J.C.”って何の略なんだろうなぁとぼんやり考えながら読んでいたら、“Jesus Christ”の略だったとは。それは思いつかなかった。でも言われてみればうんうんと頷けます。
あとがきで「カールがメインだと「不死者同士の永遠の相克」に主題が置かれてしまい、話が無限ループ状になってしまうから」カールが主役ではなく、J.C.が主役になったという経緯が書かれていました。
いいじゃないか無限ループで!!
と思ったのは内緒。
そして番外編のミカエラが生き生きし過ぎでちょっと惚れた。ヘンリーも番外編の方が可愛いなぁ。