吸血鬼の手帖

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† 吸血鬼の花よめ ブルガリアの昔話

編者:八百板洋子
訳者:八百板洋子
発売:福音館書店
初版:2005年11月15日
価格:600
頁数:205
 ブルガリアはヨーロッパのバルカン半島に位置し、古くから東西文化交流の場でした。昔話もオリエントとヨーロッパ相互の影響をうけた独自の楽しいものが多くあります。青春時代にブルガリアのソフィアに留学していた編者による、日本におけるブルガリア昔話集の決定版です。全十二話収録。
収録
1.石灰娘
2.ムクドリとブドウの木
3.パーベルじいさんの光る石
4.吸血鬼の花よめ
5.たまごを売って子ブタを買って
6.月になった金の娘
7.ふしあわせさん
8.ふしぎな小鳥の心臓
9.カメのおよめさん
10.スモモ売り
11.悪魔とその弟子
12.つばさをもらった月
 子供向けの本なので字も大きくて、あっという間に読み終わります。
「吸血鬼の花よめ」は正直あまり好きではない系統のオチなんですが、昔話に文句を言ってもしょうがないので素直な心で楽しみました。

 他の短編も楽しかったですよ。

 嘘ですごめんなさい、私の心はどうやらもう穢れてしまっているようです。
 ……もう何ていうか。石灰娘の王子様はムカツクしムクドリも腹立つし。
 それ以外は面白かったです。

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