吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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作者:あざの耕平
イラスト:草河遊也
発売:富士見書房 富士見ファンタジア文庫
初版:2005年07月25日
価格:580
頁数:310
襲いかかる吸血鬼たちをなぎ倒し、赤き旋風は舞い降りた。の、だが……。
「狼藉者ども。この『銀刀』が相手です!」
「だぁぁっ! 爽やかヒーロー風に登場したからって許されると思うな! そもそもジローさんが遅刻したから、ピンチに陥ったんでしょうが!! 減俸の上、窓ふき、風呂掃除の罰則適応よっ!!」
「ああ、そんな殺生な!」
「黙んなさい! この役立たず吸血鬼!!」
人間と吸血鬼のトラブルを処理する、調停員・葛城ミミコはなやんでいた。最近、雇った護衛――『銀刀』の異名を持つ伝説の吸血鬼・望月ジローと、その弟のコタロウ。彼らが来てからあたしの不幸指数、メキメキ上がってるんじゃ……!?
新感覚吸血鬼ストーリー、血と汗と涙と労働の短編集登場!!
収録
1. | 働く吸血鬼 |
2. | 続・働く吸血鬼 |
3. | 働く(?)吸血鬼 |
4. | ミミコと愉快な調停員たち |
5. | 吸血鬼と黒い傘 |
6. | 拳と、牙と |
7. | 酔余餐戯 |
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本編のシリアスさとは打って変ってコメディ。
多少シリアスな部分もありますが、本編が「シリアス>コメディ」ならこちらは「シリアス<コメディ」という比重。
解決するのも大きな事件ではなく、望月兄弟+ミミコの日常風景がメイン。
自分は素直に発売日に従って本編1~3巻を読んでからこちらを読んでいるのでなんてことはありませんが、短編集の方は連載だったことを考えると、大変だっただろうなぁと。
あとがきにも書かれていましたが、本編で出ていない設定のネタバレをせずに短編を書いていくって、かなり面倒そうですよね。
あんまり深読みせずに読める内容だったので、読む側からすれば息抜きにちょうど良いです。
内容とは無関係な話になりますが、BBBに限らず、長編の合間合間に出る短編集って、リアルタイムで読まないと本編の何巻と何巻の間に出たのかパッとわからないのが面倒です……3.5巻とかにしてくれたら一発で分かるのに、番号振り。
一気読みできるのが積読のメリットだとしたら、この面倒さがデメリットか。