吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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作者:あざの耕平
イラスト:草河遊也
発売:富士見書房 富士見ファンタジア文庫
初版:2005年03月25日
価格:620
頁数:397
『ジローは、周りに目を向けなきゃ。もっと大きな流れになるために、ね』
昔。闇の母たる、彼女はそう言った。そして今。目の前でミミコが告げる。
「あなたはちっぽけな流れでしかないの。……独りでいようとする限りは!」
吹き荒れる嵐の中で、ジローは思う。
何故、彼女たちはどんな時も、希望に満ちた眼差しを失わないのか――と。
世界で唯一、人間と吸血鬼が共存する場所・特区。しかし、忌むべき血族『九龍の血統』の暗躍で特区は崩壊の危機に直面していた! 兄弟の上陸事件、ついにクライマックスへ――。
赤も黒も、全ての“血”が交じり合う真実がここに在る、シリーズ第3弾!
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読んだ記憶がさっぱりないので、リアルタイムできちんと読んでいたのは2巻までだった模様。何故2巻から先を続けて読まなかったのか謎。
と発売当時の自分を振り返って納得。引っ越しの前後だ。
多分、発売日を考えると、途中まで読んだ2巻をうっかり荷造りorブラックホールで発掘不可能になってそのままストップという阿呆なオチです。そりゃ2巻の後半覚えているわけがない。
もったいないことしたな、当時の自分。
この巻で、望月兄弟上陸完了までの一区切り。
吸血鬼に対して青臭いって表現、いいなぁ。青臭い者同士の激突って、ちょっと笑っちゃいそうになりつつも、いいなぁって思ってしまいます。フィクションの中でくらい、こういうのがあってもいいよね、という。
それにプラスして、それまで人間ぽかったキャラが一気に吸血鬼としての本性を出してきたり、力を見せ付けてきたりするので楽しいです。二面性大好き。
特区の秘密は予想通りでしたが、この先、このキャラとあのキャラの因縁の対決があるのかしら? とか、このキャラの本心はどっちかしら? とか考えると続きがとても楽しみです。
リアルタイムで読まなかったなんて、もったいないことしすぎだろう、当時の自分。
でも積読の利点は一気読み可能なことですよね!
ここぞとばかりに利点を生かすべし。って気分になっています。何巻まで出てるんだっけBBBて……。