† 吸血鬼の遺言
この作品にはボーイズラブ要素が含まれている可能性があります
永遠の命を抱いてさまよう美しき吸血鬼ジョシュアは、怪我をしていたところを、若き伯爵エドワードに助けられる。ジョシュアは彼の太陽のような暖かさに惹かれるが、この世にもう一人だけの不死者、ジョシュアに執着し求める男、ジルの魔手が迫っていた――。
短編連作形式で6本収録されています。で、そのうち1~5話にエロシーン有り。無いのはおまけで描き下ろされている6話目のみ。
そんなわけでほんのりというレベルでなくBLなので、BLエロが駄目な人は間違っても買わないように。
ストーリーはシリアスで結構好きなんですが……エロシーン無くてもいいんじゃないかな? って思う部分もちらほら。まぁそれがBLの宿命といえば宿命か。微エロくらいで妄想の余地がある方がいいなぁとか思うんですけど。
ストーリーのためにエロがあるのと、エロのためにストーリーがあるのだと、当然前者が好きです。これは中間くらいかな。
ユージーンは結構いいキャラだなぁ。エドワードは性格が良すぎてちょっと。てか、第6話での彼の扱いって……。
全く持って本編の感想と関係ないんですが、あとがきで『フィーヴァードリーム』について触れられていて、主人公の“ジョシュア”が“ジョシュア・ヨーク”から取りましたってのが明かされていました。
……私も『フィーヴァードリーム』大好きなんです。凄く良い話なのに(他の吸血鬼小説に比べて)あまり知名度高くないから紹介されてると「同士発見!」って嬉しくなるんです。嬉しくなるんですが……何だろう、この遣る瀬無さorz
私、一応BL肯定派なんですが……。