吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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作者:成田良悟
イラスト:エナミカツミ
発売:メディアワークス 電撃文庫
初版:2004年05月25日
価格:610
頁数:335
成田良悟が描く“この世でいちばん吸血鬼らしくない吸血鬼”の物語。
【親愛なる日本の紳士淑女諸君! 月並な問い事で申し訳ないが――諸君は吸血鬼の存在を信じるかね?】
【――失敬、名乗るのが遅れたようだ。我が名はゲルハルト・フォン・バルシュタイン! このグローワース島を預かる、子爵の称号を賜りし吸血鬼! 自己紹介の代わりに、我が島で起こった一つの騒動について話をしようではないか! ……まあ語らせてくれたまえ。暇なのだ】
【君が私の話を信じるも信じぬも、私が人にあらざる存在という事は一目瞭然であろう? 何しろ私の身体は――】
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なんてB級ダメバカ映画ちっく!
いっそ爽快。ああ楽しかった。食鬼人(イーター)vs吸血鬼って構図だけでもうなんていうか! ねぇ? しかも無鉄砲な荒くれ野郎ドモなハンター集団付きですよ?
でもこれ、B級嫌いな人にはお薦めできない。耽美な吸血鬼を求める人にはもっとお薦めできない。
ところでヴァルの正体がわかりませんでした。もう1回読み返すべきかいなか……。
(20040602追記)
ヴァルの正体わかりました。うーむ、確かに本の「どこか」には載っているが……。