† ヴァンパイアI
15世紀半、人々から悪魔公と噂され恐れられた暴君・ヴラド=ツェペシュ。
彼の息子、ラムザール王子が産まれた日、城門の前で拾われた赤子がいた。赤子はアレイストと名づけられ王子と実の兄弟のように育てられた。
そんな彼らが11歳となった頃、城がトルコ兵に襲われる。
追っ手を逃れたふたりは洞穴に逃げ込むが、そこで耳にしたものは屍鬼の声だった――。
1. | 屍鬼I |
2. | 屍鬼II |
3. | ブラッディ・レディ |
4. | 喝采-カーテンコール- |
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15世紀半、人々から悪魔公と噂され恐れられた暴君・ヴラド=ツェペシュ。
彼の息子、ラムザール王子が産まれた日、城門の前で拾われた赤子がいた。赤子はアレイストと名づけられ王子と実の兄弟のように育てられた。
そんな彼らが11歳となった頃、城がトルコ兵に襲われる。
追っ手を逃れたふたりは洞穴に逃げ込むが、そこで耳にしたものは屍鬼の声だった――。
1. | 屍鬼I |
2. | 屍鬼II |
3. | ブラッディ・レディ |
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タイトルに「I」と付いていますが、実質3巻。
連載していたのが『バンパイアアンソロジー』だけあって、作者の吸血鬼フリークっぷりが遺憾なく発揮されています。花ゆめ時代よりも遠慮なくマニアック設定を晒し出して来た感じで。
が、それゆえにライトな読者向けからは遠ざかったかも。
特に『屍鬼』はアレイストが吸血鬼になるまでの話なのですが、これがヴラド・ツェペシュを絡めてフィクション・ノンフィクションを織り交ぜた話になっているので、ヴラド公ネタを多少でも知っていないと意味が判らない……まではいきませんが、イメージ掴みづらいかも。
一応、アレイスト、ラムザール、マリアルーサの3人以外は、かなり史実に忠実です。出てくる人の名前とか周辺諸国の力関係とか。
これを読んで興味が出た人は、ヴラド公絡みの本を読んでみるとより楽しくなれるかもしれませんよ?
『ブラッディ・レディ』は“エリザベート・バートリー”ネタ。『喝采-カーテンコール-』はブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』が発表された直後の、舞台化ネタ。
どちらも『屍鬼』程ではないですが、やっぱりちょっとマニア向けかなぁ。