吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† 赤い天使

作者:立野真琴
発売:学習研究社 ピチコミックス
初版:2004年03月02日
価格:600
頁数:157
 転校生・美華は天使のような美しさを持つ少女。
 彼女の友だちとなった奈々は家へと招待され、美華の兄・江流に心惹かれる。
 しかし美しいこの兄妹には隠された秘密があった。
 彼らは背中に赤い翼を持つバンパイア。
 陽の光の下で生きることに焦がれ、人間の血を含み、永遠の時代を生きてきた。
 そんな兄妹の前に同じ赤い翼を持つ男が現れる。
 えーと……「陽の光の下で生きることに焦がれ」って、美華も江流も思い切り陽光の下を歩きまくってるような気がするけど、この紹介文書いた人ちゃんと中身読んでるんでしょうか。そもそも陽光平気でなきゃ学校なんて行けないと思うんですが。紹介文書いてて自己矛盾に疑問を覚えなかったのかしら……。それとも昼間と見せかけて夜学なの?
 吸血シーンもしっかりあるし、コウモリへの変身もあるし、とオーソドックスな吸血鬼モノのポイントを押さえてはいるものの、ちょっと変わった吸血鬼モノです。キーワードはタイトルにもなっている「天使」と兄妹の名前。
 吸血鬼と人間の悲恋話もあったりして、私は結構好きです。でも吸血鬼モノとして好きかどうかは微妙なところ。

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