うわー香港映画だよ。
　の一言に尽きる作品でした。こてこて笑い所満載。香港のモーニング娘。と呼ばれている（らしい）アイドルユニット「Twins」主演。特別ゲストにジャッキー・チェン＆カレン・モク。
　テンポの良いギャグとアクションでほとんど退屈せず見ることができると思います。吸血鬼にロマンとゴシックさを求めない人か馬鹿映画好きなら、ですが。
　オープニングはアクション炸裂でおおっ！と思わせるものに仕上がっていました。天井から逆さ吊りで登場の吸血鬼はちょっと笑いましたけどなかなか格好良かったですし。プリンス・カザフが引っ越してくるシーンもあまりギャグっぽさはなく、吸血鬼の格好良さが前面に出ている感じ。
　と、ここまでは吸血鬼好きなら割と萌えそうな流れですが、そこから先がさぁ大変。……まぁ見てのお楽しみということで。
　ちょっと上げると、カザフの棺桶がハイテクで素敵です。電気つき。蓋の裏についてたのはテレビでしょうか。一方執事のプラダは律儀に天井から逆さにぶら下がって寝てます。
　人間の女の子に恋したカザフってば、執事に「携帯の写真ってどうやって送るの？」とか言っちゃって、しかもピースサインで写真に収まったりして可愛い可愛い。のぼせ上がったのか真昼間にデートの約束をしちゃったり。
　ジャッキーに飲まされた向精神剤がきまっちゃって道の真ん中で2人仲良く踊る吸血鬼が出てきた時にはもうどうしようかと。
　あまりにも笑い所多すぎて書ききれません。
　でもさすが本場だけあってワイヤーアクションはばっちり決まってましたし、特殊効果もちゃちくはなく、部分的にピックアップすれば格好良い吸血鬼の演出もありました。
　まぁなんというか、『ブレイド』のアクションに香港映画の笑いを足したような感じです。
　パンフによると『バフィー～恋する十字架』が元ネタらしいです、この映画。……どの辺が？　女の子のハンターが出てくるあたり？
　続編決定しているとか。