† 百年の満月3
その女性の噂は聞こえていた。だが実際に目の当たりにした時、ヴィクトルもリュシアンも思わず目を瞠った。
リュシアンの亡き母・オルタンス……かつてヴィクトルが愛した美しいオルタンスに瓜二つだったのだ!!
リュシアン以上に衝撃を受けるヴィクトル。だが、彼には確信があった。これが、いかなる悪意の為せる業であるのかを――。
新展開でおくる、絢爛豪華な19世紀末、パリのノワール・ロマネスク!!
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その女性の噂は聞こえていた。だが実際に目の当たりにした時、ヴィクトルもリュシアンも思わず目を瞠った。
リュシアンの亡き母・オルタンス……かつてヴィクトルが愛した美しいオルタンスに瓜二つだったのだ!!
リュシアン以上に衝撃を受けるヴィクトル。だが、彼には確信があった。これが、いかなる悪意の為せる業であるのかを――。
新展開でおくる、絢爛豪華な19世紀末、パリのノワール・ロマネスク!!
巻が進むごとにじりじり面白くなってきて、3巻読み終わった時には、「全4巻ってことはもう次の巻でおしまいじゃないか!」と残念になるほどで。
ぶっちゃけ1巻読んだ時はここまでハマるとは思わなかったです。とんだ誤算だ。
最初は気になっていたリュシアンの子供っぽさと、ヴィクトルのリュシアンに対する猫っ可愛がりっぷりも、この2人は擬似親子、あるいは祖父と孫、くらいに認識するようになったら、すとんと違和感なくなりました。大人の男同士と思って読むからいけなかっただけだったのね。
下手に「この作者最近吸血鬼モノのBL書いてる人だ」と先に認識してしまっていたのも良くなかったのかも。
積んでるBL作品の方もそろそろ読んでみようかしら。
# 1巻からずっとそうなんだけど、挿絵を見るたびにリュシアンが藍川さとるの『純情えれきてる』の竜ヶ崎に見えてしまう私の目はどうしたらいいのか。あっちは物凄いコメディなのに。