吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† 日出づる国の吸血記2

作者:渡邊裕多郎
イラスト:水原賢治
発売:朝日ソノラマ ソノラマ文庫
初版:2003年08月31日
価格:495
頁数:269
 俺の名は天草京四郎――かつて東の王(イーストキング)と呼ばれた大吸血鬼の生まれ変わりだといわれている。確かに以前、西妖の吸血鬼の真祖を倒したことはあるが、俺はあくまで人間だ! そんな俺が学校帰りに出くわしたのは、凶悪なまでの憎悪の念を送りつけてくる女だった。どうやら東の王に恨みを持っているらしいのだが、俺に喧嘩を売ったのは間違いだったな! ……おや? 吸血鬼の力が覚醒しないぞ。あの、ちょっと待ってください。話し合いで解決できません? ――残念ながらできないようである。
 《日出づる国の吸血記》第2巻。
 主人公は女顔の美形であることを気にしているのですが、だからといってお嬢さん呼ばわりされたくらいで警察官をぶっ飛ばしバイト中のコンビニを破壊しまくらなくても、と思います……。何というか変にやりすぎなのにはっちゃけ具合が足りないというか滑ってる気が。
 この第2巻はナチスドイツによる改造吸血鬼が登場。吸血鬼とサイボーグを組み合わせるという凄い設定です。

 相変わらず格闘技に関する薀蓄が多いので、そういうのが好きな人にはお奨め……していいものか。

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