吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† KaNa -哀- 2

作者:爲我井徹
表紙:広瀬総士
発売:メディアファクトリー MF文庫J
初版:2002年10月31日
価格:580
頁数:261
 妖の少女・哀は、祐二の「バケモノ」という言葉に傷つき、姿を消した。
 一方瀕死の祐二は安倍晴明より伝わる神器<ヒヒイロカネ>によって命を救われるが、その身体は妖のものへと徐々に変わり始める。
 絶望の淵で、二人はそれぞれにある“出会い”を果たし、生きる路を見出すが……。
 妖と人間の狭間に生き、運命に翻弄される少年と少女。
 そのせつない物語にうたれる、真の終止符とは……!?
 人気コミックの原作ノベル、ついに完結!!
 吸血鬼メインではありません。

 《KaNa》小説版第2巻。
 2巻にもしっかりエリザベス登場。最後の最後まで出張ってます。が、吸血鬼物として読まないように。大筋は全然違います。
 バビロンの空中庭園まで登場して、日本が舞台のようでいて世界規模のストーリー展開になっています。現代物ともファンタジーとも言いがたく……。
 2巻で完結なのですが、物語の終止符は同時に新たな物語の始まりであるというような締め方なので、すっきりオチがつかないのは嫌いだ、という人にはあまりお薦めできないかも。

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