† 死者の謎掛け-ドラキュラ発見
この番組は、見る人を「脈動する考古学」の世界である、最先端の科学技術と旧タイプの地道な調査方法を融合した、まったく新しいスタイルの科学研究が行なわれている現場へ誘うシリーズ。そんな現場で活動する科学捜査官、考古学者および医学調査官は、現代人が最も興味を示すミステリーを解き明かそうと、長い間突き止められなかった手掛かりを発見していく・・・。彼らの行動が、何世代をも経たミステリーの解決につながらることもあるのだ―。
『ナショナルジオグラフィックチャンネル』公式サイトより
資料と「映画」のカテゴリに入れてありますが、海外のドキュメンタリー番組です。映像なんで資料だけだとちょっとなぁと思ったものの、ドラマカテゴリに入れるのもなんか変な気がしたのでとりあえず映画の方に。
日本ではどこが最初に放映していたのかいまいちよくわからないんですが、多分スカパーだと思います。
今はいろんなところでネット配信されているので、見たいところで見ればOKでしょう。
とりあえずGyaoなら無料で見られますね。有料の所でもだいたい100円くらいです。
別にGyaoの回し者じゃないんですが、無料なのがGyaoだけっぽいのでリンク先はGyaoにしてあります。
旅行で実際に行った場所がいろいろ出てくるので……旅行記の残りの写真さっさとアップせねばと思い出したり。もうすぐ2年経ってしまうorz
レポーターは科学捜査官ベネケ博士。
かなり面白かったです。
難を言うなら……前半部分に死体映像目白押しなので、苦手な人はそこで挫折するやも。
埋葬された死体が吸血鬼と間違われる原因になったあれやこれやの状態を実際に見たい人は是非。
死体とか流血とかに耽美なイメージを抱いているお子様は回れ右。夢から叩き起こされますよ。
内容自体は史実のヴラド公と小説のドラキュラ伯爵の関係等、日本で手に入る関連書籍で得られる知識と大差ありません。が、説明と同時に映像を見られるというのが大きいですね。
やはり写真より動画の方が雰囲気掴みやすいです。
あと、どうも結局のところ立ち消えになったっぽいドラキュラパークの計画に関する話(このドキュメンタリー内では進行形の計画として)も出てきます。
ブラン城が紹介されるシーンで、何故か一瞬シギショアラの風景が映ったりするあたりがアバウトだなぁと思います。ドキュメンタリーって言っても、やはりちょこちょこ演出有りってことでしょう。
ポイエナリの説明で「ヴラド公が生活したとされる唯一の史跡です」って説明が出たり。え、トゥルゴヴィシュテは? クルテア・ヴェケは? ポイエナリ以外は改築されてるってことなのか、その辺ほんとにアバウトに編集&説明してるのかどっちなんだ。
串刺し方法の説明シーンで、爽やかに「まねしないで」とか言ってたり。誰がするか!
まったくもう、ベネケ博士のファンになりそうだ。
とにかく日本じゃ絶対作れないレベルの番組だと思います。
作って放送したらPTAがヒステリー起こすよこれ。最近の親御さんてのは、アニメの流血シーンにすら文句の投書するらしいですからねぇ……(溜息)
死体は見たくないがこのドキュメンタリーそのものは見てみたいという我儘さんは、開始後すぐに7:35付近まで映像を飛ばしてください。(ただし、私はGyaoで見ているのでGyaoでの時間しかチェックしていません)
冒頭の死体の羅列あってこそのドキュメンタリー内容だとは思うんですが。まぁ一応回避するならってことで。
このベネケ博士、法医学者は法医学者でも専門が昆虫。
しょっぱなから「甲虫が食べるのは乾いた死体、蛆虫はまだ細胞の柔らかい死体を好みます」とか爽やかに映像つきで解説してくれます。
この文章読んだ時点で生理的嫌悪を覚えた人は、ほんと真面目に7:35まで飛ばしときましょう。
……そこ飛ばしても、途中でチャウシェスクの射殺シーンとか出てきますけどね。
なんかGyaoのレビューが面白いくらい真っ二つに分かれてますが、死体が嫌なら最初から見るなとしか言い様がないですね……。
「●ご注意●映像には、一部ショッキングな場面が含まれている場合があります。これらの表現に心配のある方は視聴されないことをおすすめいたします。」
って最初に書かれてるんだし。それでなお見たなら文句言っちゃいかんのでは……。
これって本当に「グロ」なのかなぁ。凄く真面目に取り扱ってると思うんですけど。死体。嫌がる程の不謹慎なグロじゃないだろと。
雑炊食べながら再視聴している自分の感覚が世間とズレているのか心配になってきた。