吸血鬼の手帖

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† キリエ-吸血聖女-2

作者:杉村麦太
発売:秋田書店 少年チャンピオンコミックス
初版:2002年09月30日
価格:390
頁数:191
 『神は人の魂を試しておられる――』
 全人類の災厄・吸血鬼の王……“黒衣の者”は嘲笑う!!
 業火が神聖城塞ソリアを包む刻、使途絶望の狭間でキリエが信じた明日とは!?
 衝撃の最終決戦!!
 《キリエ-吸血聖女-》第2巻。

 で、完結。
 いや、多分打ち切り。話は終わってません。
 嗚呼、そんな所で途切れるなんて、後生な、続きを、続きを読ませておくれ。

 涙の代わりに血を流し、屍累々ただただひたすら黒衣の者に向かって突き進むキリエの姿がいいですねぇ。毎回血みどろ。
 最終話近くになると防疫修道会の面子にも筋の通ったキャラがちょこっと現れたりしますが、それと同じか上回るくらいに腰抜けなのもぞろぞろ出てきて素晴らしい。駄目キャラの駄目さ加減がいいんだ、突き抜けてて。格好良いキャラは格好良く、格好悪いキャラはどこまでも最低に。
 少年漫画道を突っ走り。
 キリエとルーミーは微妙に百合っぽいよね。

 気のせいかなぁとも思うんですが、黒衣の者ってイエス・キリストじゃないですか? 私は勝手にそう思ってるんですが……どうなんでしょう。意識してる気がするんだけどな、この設定とデザイン。
 え? 罰当たりな事言うなって?

 余談。
 以前大学の先輩の結婚式の二次会で秋田書店の方に会う機会があって、つい「キリエの続きが読みたいです」と呟いてみたことがあったんですが。
「週刊ペースにするにはキツイんですよね……」
 というようなお話を聞かせてもらえました。
 嘘か本当か知らないがというか判断しようがないけども。
 いや、別に週刊じゃなくてもいいんだ! のんびりでもいい、続きをぉぉぉぉ!!

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