† 吸血遊戯11
南領(ゼ・アルダ)第一公子=ユージェルの異父兄=ダレス!?
それはイシュターの気持ちを考慮し、ダレスに王の資質があると認めたユージェルが仕組んだ大博打。
だが北領(ミル・セイ)領主ラセンから、なんと王族の証を見せろと迫られる。途方に暮れるダレスだが……。
一方、現在ラセンに仕える吸血貴族シャーレンは、東領(シー・ゼネス)のファランをさらい、将軍イルセードとの接触をはかる……!!
動乱のヴァンパイア・レジェンド第十一弾!!
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南領(ゼ・アルダ)第一公子=ユージェルの異父兄=ダレス!?
それはイシュターの気持ちを考慮し、ダレスに王の資質があると認めたユージェルが仕組んだ大博打。
だが北領(ミル・セイ)領主ラセンから、なんと王族の証を見せろと迫られる。途方に暮れるダレスだが……。
一方、現在ラセンに仕える吸血貴族シャーレンは、東領(シー・ゼネス)のファランをさらい、将軍イルセードとの接触をはかる……!!
動乱のヴァンパイア・レジェンド第十一弾!!
見敵必殺
襲撃の傷を復旧する間もなく、蔓延する人工吸血鬼の始末に追われるヘルシング部隊。その不手際を理由にヴァチカンの特務機関の長、エンリコ・マクスウェルが英国に乗り込む。我がもの顔で越権し、「化け物」退治とばかり、ヘルシング部隊をも粉砕するアンデルセン神父とともに!
一方、人工吸血鬼の謎を解明しようとする英国国家保安局をあざ笑うかのように、次々と消される捜査の糸、更にインテグラを直接襲う、リアル・アンデッドの影…未曾有の外寇がヘルシングを襲う。
村人たちはそれぞれに凶器を握り締めた。「屍鬼」を屠る方法は分かっていた。鬼どもを追い立てる男たちの殺意が、村を覆っていく――。
白々と明けた暁に切って落とされた「屍鬼狩り」は、焔に彩られていつ果てるともなく続いていった。
高鳴る祭囃子の中、神社に積み上げられる累々たる屍。その前でどよめく群れは、果たして鬼か人間か……。
血と炎に染められた、壮絶なる完結編。
前代未聞の怪異が村に跋扈する中、閑散とした病院の奥で、連夜密かに地獄絵巻が繰り広げられていた。
暗紅色の液体が入った試験管の向こうに、愛しい骸の変化を克明に記録する青ざめた顔。ゆっくり振り翳された杭……。
はびこる「屍鬼」を壊滅させるための糸口が見え出した。しかし、その時、村人の絆が崩れ始める。生き残った者たちが選んだ策は――。
思わず目を覆う展開、衝撃の第四弾。
逃げ場のない恐怖の底に堕ちた村で、深夜、何者かの影が蠢き始めていた。
窓の外に佇む気配、往来の途絶えた村道で新たに営業し始めた葬儀社、そして、人気のない廃屋から漏れる仄暗い灯り……。
その謎に気付いた者たちの背後に伸びる白い手。明らかになる「屍鬼」の正体。
樅の木に囲まれた墓場で月光が照らし出した、顔を背けんばかりの新事実とは――。
もう止まらない、驚愕の第三巻。