吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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作者:小野弥夢
発売:講談社 講談社漫画文庫
初版:2001年09月12日
価格:680
頁数:318
蒼い満月が空にかかる夜、シャロンは不思議な青年と出会った。自らを吸血鬼と名乗る青年――カミュル。彼は、優しいけれど、とても悲しい目をしていた……。
「優しい瞳の吸血鬼」
吸血鬼に育てられた人間の子オーブリィ。魔性と不死は、彼にとって永遠の苦しみと隣り合わせだった。運命を享受しながらも、さまざまな愛に苦悩する吸血鬼の物語。
「宵の口から……PART I~IV」
吸血鬼のカイルが拾った幼い娼婦。彼女が美しく成長した時……。
「ドアを開けたら暗闇が立っている」
小野弥夢が描く、現代に生きる悲しくも美しい魔物たち――感動の愛のストーリー集!!
収録
1. | 優しい瞳の吸血鬼 |
2. | 宵の口から Part I |
3. | 宵の口から Part II |
4. | 宵の口から Part III |
5. | 宵の口から Part IV |
6. | ドアを開けたら暗闇が立っている |
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『優しい瞳の吸血鬼』は一応台詞の中に
「よろしくMrドラキュラ」「それはひいじいさんの名まえだ」
なんてやり取りがあるので、ドラキュラの子孫って設定っぽいです。
ひいじいさんから貰った衣装、というのがきっちり魔人ドラキュラの衣装っぽかったのがなかなか細かい(笑)
割とベタな恋愛物でした。
くぅ~ん、っていじけてるジェフリースが可愛いです。
『宵の口から』は短編連作。
一応1話1話独立して読めるようになっています。
とはいえ登場人物が同じなので、『優しい~』や『ドアを~』よりも読み応えがあります。
これのPartIIが一番好きかなぁ。
『ドアを開けたら暗闇が立っている』も、良い話だとは思うんですが、個人的にオチが……オチが……。
主人公、酷ぇ。ヒロイン憐れ。
6本通して全体的にセンチメンタルな話の作りになっています。ホロリと来るかは好み次第。