吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
[全掲載作品50音] [カテゴリ別50音] [発売日昇順] [発売日降順] [掲載日降順] [ルーマニア旅行記]


« トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars 嘆きの星 | メイン | 百年の満月1 »

† 鬼女と野獣

原題:Cruelty And The Beast
アーティスト名:Cradle of Filth
発売:ビクターエンタテイメント
初版:2004年04月13日
価格:2,400
注:UK版リミテッドエディション(1998年05月04日) UK版(1998年05月04日) US版BOXセット(2001年07月10日)
情緒と激情が織り成す背徳のシンフォニー…
「処女の生血を浴びると永遠の若さと美貌を維持できる」と信じ、実行していた実在の人物、エリザベス・バソリー伯爵夫人を題材にしたストーリー・アルバム。
 音楽、アートワーク、ヴィジュアルと全てにおいて完璧な世界を築いた傑作。
収録
1.残虐非道な物語
Once Upon Atrocity
2.エリザベス、不吉な13の秋
Thirteen Autumns and a Widow
3.鬼女の蘭
Cruelty Brought Thee Orchids
4.吠える星の下に
Beneath the Howling Stars
5.恐怖の女神
Venus in Fear
6.暴虐の序曲
Desire in Violent Overture
7.信仰の歪んだ釘
Twisted Nails of Faith
8.バソリー婦人のアリア:
凶運の闇
鳥殺しのフーガ
狂気を見つめる瞳
Bathory Aira:
Benighted Like Ushe
A Murder of Ravens in Fugue
Eyes That Witnessed Maddness
9.死せる伯爵夫人の肖像
Portrait of the Dead Countess
10.情欲と争いの誘惑
Lustmord and Wargasm (The Lick of Carnivorous Winds)
11.ブラックメタル
Black Metal [*]
12.審判の日
Hallowed Be Thy Name (Shallow Be My Grave) [*]
13.ソドミー・アンド・ラスト
Sodomy and Lust [*]
 ブラック・メタル・バンド、クレイドル・オブ・フィルス、1998年発表作品。CDの帯のジャンル表記はヘヴィ・メタルなので探すときはヘヴィ・メタルコーナーにあるかと。

 画像はUS版BOXセットのもの。邦版は微妙に違います。でも血風呂に女性が浸かっているという点では同じです。邦版は座り方が体育座りっぽい感じ。
 吸血鬼、というか実在した吸血鬼の1人と称されるかの“エリザベート・バートリー伯爵夫人”がテーマのコンセプトアルバム。数百人の少女を虐殺して生血を浴びたといわれるハンガリーの伯爵夫人。バートリー・エルジュベトとか、エリザベス・バソリーとか、発音はいろいろですが。

 1曲目はインストで荘厳な感じ。
 そして2曲目以降、始まる金切り声の男性ボーカル、女性の喘ぎ声、悲鳴。
 むしろ5曲目なんて2分以上喘ぎ声と悲鳴のみ。
 ギュインギュイン鳴り捲るエレキギター。
 部屋で大音量で流すと家族に嫌な目で見られるかもしれませんが、その辺は気にしちゃいけない。大音量で聞くべし。無理ならヘッドフォン。

 女性の語りはハマー・フィルムのホラー映画に出演したイギリスのベテラン恐怖映画女優、イングリッド・ピットがゲストで担当しているそうです。

 11~13曲目は邦版のボーナストラック。カバー曲だそうです。邦版は1998年にポニーキャニオンからも発売されているようですが、その時のボーナストラック構成などは確認していません。「Hallowed Be Thy Name」は入ってたみたいですが。

関連するエントリー

コメント・トラックバックはご自由に。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.vampyre.jp/mt/mt-tb.cgi/94

コメントする