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……と書くと誤解を受けそうな感じですが、大雑把にはそんな感じ。
企画協力「押井塾」、つまりは攻殻機動隊の押井守が関わってます。I.Gが企画力養成のためにやっていた合宿から生まれた企画作品らしいです。
絵のクオリティも当然激高。
なんて御託はどうでもよくってだ!
とっても私好み。
全体的に薄暗い陰鬱な雰囲気といい、翼種と呼ばれる吸血鬼のモンスターっぷりといい、容赦の無い血飛沫っぷりといい! 吸血鬼はこうでなくっちゃぁ♪
いや、お馬鹿コメディも大好きなんですけどね、それでもやっぱり吸血鬼作品は血を見て何ぼかとも思いますんでね。
主な舞台は横田基地。日常のすぐ隣にある非日常感がたっぷり。
最初から最後まで翼種が何なのかの説明はほとんど無く、小夜が何者であるのかも最後の最後までわかりません。しかもその最後の最後にしたって一瞬単語が出るくらい。
知ってさえいれば、オープニングシーンのディビッドの台詞の意味するところも分かるんですけどね。
まぁタイトルが最大の説明ともいえるかもしれません。
時間も48分とかなり短めなので、説明されない部分がたくさん背後に覗き見えるのですが、それを説明不足と感じるか壮大さと感じるかは人それぞれってとこでしょうか。
ラストシーン、翼種の前に立つ小夜の目が何だかとても優しげに見えたのは気のせいか。
2005年になって『BLOOD+』としてTVアニメで続篇も放映。こっちは絵柄も雰囲気も全然違いますが、流血っぷりは同じかな~。
でもこの劇場版とTVアニメ版だと小夜の性格が全然違うので何か違和感。
そういやTVアニメ版放映開始直後に、どっかで「子供が見て泣いたじゃないか! こんなアニメ放送するな!」っていう投書があったらしいけど、そんなの知ったこっちゃ無いね! ガキが泣くのが嫌ならタイトルで判断して最初から見せんな親馬鹿過保護が!!
どうせならゴールデンタイムに劇場版の方をどどんと放映して欲しいです。世の中のお上品なお母様方の血圧急上昇させてやってくれ。