† ヴァンパイア2
19世紀初頭・英国――貧しき少年ライネルは聖夜に冷徹な瞳を持つ男と出会った。
時が過ぎ、領主の元で働くライネルの生活は順調だったが、その時あの男が再び彼の前に現れ、事態は急転していく…。
無限の時を彷徨う美しき吸血鬼・アレイストが綴る永遠のブラディロマンホラー!!
1. | ヴァンパイア-聖餐- |
2. | ヴァンパイア-待宵草- |
3. | ヴァンパイア-狂ったジュリエット- |
4. | ヴァンパイア-白い血黒い血- |
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19世紀初頭・英国――貧しき少年ライネルは聖夜に冷徹な瞳を持つ男と出会った。
時が過ぎ、領主の元で働くライネルの生活は順調だったが、その時あの男が再び彼の前に現れ、事態は急転していく…。
無限の時を彷徨う美しき吸血鬼・アレイストが綴る永遠のブラディロマンホラー!!
1. | ヴァンパイア-聖餐- |
2. | ヴァンパイア-待宵草- |
3. | ヴァンパイア-狂ったジュリエット- |
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吸血鬼アレイストを中心に、短編連作。前後の繋がりを知らなくても読める程度の連作。
ちょっと異色なのは『狂ったジュリエット』。この短編だけオリジナルストーリーではなく、「ロミオとジュリエット」の世界にアレイストが絡んでいたら……? なIF物語風の短編です。
キレたジュリエットの顔がすんごく怖いです。女の怨念恐るべし。
何というか、私の中ではアレイストって、「人間は捨てたもんじゃない」と誰かに証明して欲しくて、「人間なんて所詮こんなもの」と言って回っているイメージがあります。たまーに自分が恋に落ちかけちゃってしょんぼり。
……って書くと物凄く可愛いキャラのようだ。寂しがり屋の独り好きですね。うん。可愛い可愛い。
1巻の柱で「ルーマニアに行きたい」と雄叫びを上げていた作者ですが、2巻の柱で「ルーマニアに行ってきました」という報告&簡易レポが載っています。
このルーマニア旅行ネタは“はしだ由花里”名義の同人誌『死より美しく生より儚く』に詳しく載っています。
何がどうなったのか知らないのですが、この巻が出た後、白泉社と縁が切れた(?)ようで、続刊は少々作風を変えて小学館から。
ちなみに『狂ったジュリエット』『白い血黒い血』は小学館版にも再録されています。