ほんの少しだけボーイズラブです。嫌いな人は要注意。

　1巻の終わりあたりでようやく相思相愛になった2人をとりまくドタバタコメディ＋シリアスな2冊目。
　キャラの名前がクロウディアとルイだったり、アルマンドなんて出てきたりってだけでついにやにやしてしまいます。自分の阿呆め。
　2008年になって続きが出版されましたが、一応この2巻で一区切り、きっちり完結という形をとっています。

　続編が出るとは思ってもみませんでした。
　確かに1巻のあとがきに「いつか続きを～」というようなことが書かれていましたが、それってあとがきにはよくある決まり文句ですし、まさか本当に出るとは。しかも10年以上間を空けて。

　正直今読むとかなり古さは感じます。
　ついでに、初めて読む人は今時のBLを想像して読んだら肩透かし食らうと思います。
　割と王道を行くストーリー展開なので、不安なく読めるのが良。
　ですが、BLらしいBLを求める人には薦めません。最近のモロな描写有りのBLを求めている人には多分物足りないです。
　逆に、濡れ場とかどうでもいい！　って人にはお薦め。無駄にエロに走ってページ数消費とか無いので。
　私自身、必然性無き濡れ場など読者アンケ稼ぎとページ稼ぎにしかならないと感じる方で、このくらいの配分の方がストーリー読んだ気分になれるんですよね。
　いや、描く方からすればアンケもページ数も重要なのかもしれないけどね……。