吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† 夜よ、この愚かな背に

この作品にはボーイズラブ要素が含まれている可能性があります
作者:小田時哉
発売:角川書店 あすかコミックスDX
初版:1997年08月01日
価格:540
頁数:189
 淋しさを抱えた異端の吸血鬼と、焦りを感じながらモラトリアムを生きる青年。
 二人は夜に出会い、夜に別れ、そして――。
 表題作ほか4作を収録の、香気にあふれる作品集!
収録
1.モデルルームを出て
2.困るクセほど伝染るもの
3.夜よ、この愚かな背に
4.スペシャル・ミント・キス
 ボーイズラブです。嫌いな人は要注意。

 キスシーン止まり&暗転タイプの微エロBL。というわけで、エロシーンは苦手って方でも特に問題なく読めると思います。エロシーンが無いと物足りないんじゃー! って人には向きませんが。
 4本中吸血鬼ネタは1本ですが、結構良い話だと思います。しんみり系。仲間が欲しい孤独な吸血鬼ってモチーフとしては良いですよね。伴侶を欲しても相手が人間のままでは必ず先立たれる。かといってやみくもに仲間にしても失敗するだけ。その辺に悩む姿が良いのですよー!(力説)
 BLじゃなくてもいいじゃん、って考え方もあるんですが……エロネタが先に立っていないので、性別も特に気にならず。

 「スペシャル・ミント・キス」が青春してていいね! まさに青い春!

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