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世紀末の大英帝国の誕生して以来百年、世界中の人々に恐れられ、かつ愛され続けてきた不滅のモンスター〈吸血鬼ドラキュラ〉。 その魅力のすべてがこの一冊に。
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「吸血鬼の起源」(伝承の吸血鬼)
「世界の吸血鬼」(世界各国の吸血鬼紹介)
「有名な吸血鬼たち」(実在の吸血鬼=有名な殺人者)
「吸血鬼文学の歴史」(『ドラキュラ』にいたるまでの吸血鬼文学紹介)
「ドラキュラ公ヴラド・ツェペシュ」(『ドラキュラ』のモデルになったワラキア公の紹介)
「『ドラキュラ』を書いた男」(ブラム・ストーカーについて)
「ドラキュラの末裔」(主に古典映画の紹介)
「吸血鬼の幻影」(『ドラキュラ』以降の文学を中心に、映画なども)
と割合広め。あまり小難しい事も書いてない。
と結構良い本だと思うんですが……思うんですが……。
紹介している吸血鬼作品のほとんどで思い切りネタバレするのはいかがなものかと!
あらすじを紹介するのは良いとして、せめてオチは隠そうよと思いました。もうオチまで全部ってのが多い多い。
取り扱っている範囲が広いだけに、読んだ事無い作品のネタバレをされる可能性が非常に高い一冊です。
読んでいない作品の紹介が出てきたら、オチを読まないように次の項目まで読み飛ばした方がいいかもしれません。
もしや「その魅力のすべてがこの一冊に」って煽りはそのつもりでつけたのでしょうか。
あ、あとブラン城の写真に「ドラキュラ公の居城」って説明文つけるのはどうかと思います。
そんなわけで★3つ。