† ヴァンパイア・レスタト(下)
原題:The Vampire Lestat
作者:アン・ライス(Anne Rice)
訳者:柿沼瑛子
発売:扶桑社 扶桑社ミステリー
初版:1994年11月30日
価格:660
頁数:513
作者:アン・ライス(Anne Rice)
訳者:柿沼瑛子
発売:扶桑社 扶桑社ミステリー
初版:1994年11月30日
価格:660
頁数:513
ヴァンパイアとなったレスタトは、臨終間際の母を自らの手により天使のような美貌のヴァンパイアに変身させた。だが恋人同士のようにパリの町を徘徊する二人に、地下墓地を根城にし古い掟にとらわれた同族たちが襲いかかる。しかし彼らは強力なレスタトの敵ではなかった。レスタトはその集団のリーダー、アルマンから彼の師で伝説的なヴァンパイアであるマリウスの話を聞き、自分たちの闇の一族の源をたどる旅に出た。それは数千年にわたる暗黒の歴史を問う、世界を巡る旅だった──。壮大なヴァンパイア・クロニクル!
ガブリエルとの長い旅、マリウスとの出会い、マリウスから聞かされるヴァンパイアの起源、全てのヴァンパイアの父と母である<護られるべき者たち>との出会い。
下巻の途中までが自伝として出された本の内容で、後半ほんの少しだけ『夜明けのヴァンパイア』について触れられています。実はルイには言っていなかっただけで、自分はどういう行動をとっていたのか、ルイとクロウディアをどう思っていたのか等々。自伝部分を読み終わる頃にはルイよりもレスタトの方がより人間的なのではないだろうか、と思わされる内容です。
最後の章は一転して、その自伝が出版されロッカーとして成功を収めたレスタトが、他のヴァンパイア達を敵に回して行く様子が描かれています。ルイも再登場。