吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
[全掲載作品50音] [カテゴリ別50音] [発売日昇順] [発売日降順] [掲載日降順] [ルーマニア旅行記]


« 1994年01月 | メイン | 1994年12月 »

† ヴァンパイア・レスタト(下)

原題:The Vampire Lestat
作者:アン・ライス(Anne Rice)
訳者:柿沼瑛子
発売:扶桑社 扶桑社ミステリー
初版:1994年11月30日
価格:660
頁数:513
 ヴァンパイアとなったレスタトは、臨終間際の母を自らの手により天使のような美貌のヴァンパイアに変身させた。だが恋人同士のようにパリの町を徘徊する二人に、地下墓地を根城にし古い掟にとらわれた同族たちが襲いかかる。しかし彼らは強力なレスタトの敵ではなかった。レスタトはその集団のリーダー、アルマンから彼の師で伝説的なヴァンパイアであるマリウスの話を聞き、自分たちの闇の一族の源をたどる旅に出た。それは数千年にわたる暗黒の歴史を問う、世界を巡る旅だった──。壮大なヴァンパイア・クロニクル!
+++館主の独白+++

† ヴァンパイア・レスタト(上)

原題:The Vampire Lestat
作者:アン・ライス(Anne Rice)
訳者:柿沼瑛子
発売:扶桑社 扶桑社ミステリー
初版:1994年11月30日
価格:660
頁数:505
 金髪美形の吸血鬼レスタト。55年ぶりに現代に甦ったこの闇の申し子は、莫大な財力と常人をはるかに超えるヴァンパイアの能力により、たちまちロック界のスーパースターになった。彼はさらに種族の掟を破って自伝を書こうと決意する。それは1780年に二十代の若者として生きていたとき、パリで老ヴァンパイアにより闇の世界の住人にされて以来の、血と官能に彩られた歴史だった。人間たちに秘密を明かせば、決してただではすむまいが、それはむしろ望むところ……。巨匠アン・ライスが華麗に描く吸血鬼小説の傑作!
+++館主の独白+++

† インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

原題:Interview with the Vampire
原作:アン・ライス
監督:ニール・ジョーダン
製作:グリフィン・ピクチャーズ
国:アメリカ
日本公開:1994年12月
製作国公開:1994年11月11日
時間:2:06
トム・クルーズ、ブラッド・ピット、クリスチャン・スレーター。そして、アントニオ・バンデラス共演、耽美的な吸血鬼伝説。

 現代のサンフランシスコ。街を見下ろすビルの一室で、インタビュアーを前に美しい青年ルイが自らの半生を語り始めた。18世紀末、最愛の妻を亡くし、絶望の淵に沈む彼の前に現れた悪魔的美貌の吸血鬼レスタト。彼によって永遠の命を与えられたルイは、レスタトと共に世紀末の夜をさまよう。人間の命を奪うことをなんとも思わないレスタトに対し、人間の心を捨て切れずに苦悩するルイ。だがある夜、母の亡骸にすがりつく少女クローディアと出会ったルイは、衝動的にその命を奪ってしまう。彼女をヴァンパイアの一族に招き入れるべく新しい命を吹き込むレスタト。しかし、それは思わぬ悲劇の始まりだった!
 アン・ライスのベストセラーを「クライング・ゲーム」のニール・ジョーダンが映画化。永遠の命を生きるヴァンパイアの苦悩と孤独が、妖しく華麗な映像によって幻想的に綴られる。
+++館主の独白+++