吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† ザ・キープ(下)

原題:The Keep
作者:F・ポール・ウィルスン(F. Paul Wilson)
訳者:広瀬順弘
発売:扶桑社 扶桑社ミステリー
初版:1994年01月30日
価格:505
頁数:322
 クーザの前に現れた吸血鬼モラサールは、自分に協力すればドイツ軍を皆殺しにしてやると取引をもちかける。ナチスを憎むクーザはモラサールの申し出を受けるが、その背後に隠された恐るべき奸計を知るべくもなかった! 同じころ、クーザの娘マグダはグレンと名乗る謎の男と出会う。城塞の内部を詳しく知るこの男は何者なのか? そして、父親を救出するために、マグダとグレンが城塞へと向かったとき、人知を超えた戦いの幕が切って落とされた! 正統派ホラー小説の旗手ウィルスンの代表作。<解説・尾之上浩司>
+++館主の独白+++

† ザ・キープ(上)

原題:The Keep
作者:F・ポール・ウィルスン(F. Paul Wilson)
訳者:広瀬順弘
発売:扶桑社 扶桑社ミステリー
初版:1994年01月30日
価格:505
頁数:301
 1941年、ルーマニアのトランシルヴァニア地方。ドイツ軍に占領された中世の城塞に、ある夜、ただならぬ絶叫が響きわたった。地下室に駆けつけた兵士たちが見たものは、首を引きちぎられた仲間の無残な死体だった! さらに第二、第三の殺人が起き、恐慌をきたしたドイツ軍は、ユダヤ人の歴史学者クーザに調査を命じる。現場に残された古代文字を手がかりに殺戮者の正体を追うクーザの前にある夜、おぞましい異形の存在が姿を現した! 吸血鬼伝説とナチスの侵略という時代背景を巧みに融合させた伝奇ホラーの金字塔
+++館主の独白+++