† ドラキュラ
原題:Bram Stoker's Dracula
監督:フランシス・フォード・コッポラ
製作:アメリカン・ゾーエトロープ
国:アメリカ
日本公開:1992年12月
製作国公開:1992年11月13日
配給:コロンビア トライスター映画
時間:2:07
監督:フランシス・フォード・コッポラ
製作:アメリカン・ゾーエトロープ
国:アメリカ
日本公開:1992年12月
製作国公開:1992年11月13日
配給:コロンビア トライスター映画
時間:2:07
闇の中の愛を見たことがありますか。
ドラキュラ伯爵 | ゲイリー・オールドマン |
ミナ・マリー / エリザベータ | ウィノナ・ライダー |
エイブラハム・ヴァン・ヘルシング教授 | アンソリー・ホプキンス |
ジョナサン・ハーカー | キアヌ・リーヴス |
ルーシー・ウェステンラ | サディ・フロスト |
Dr.ジャック・セワード | リチャード・E・グラント |
アーサー・ホルムウッド卿 | ケイリー・エルウィズ |
クインシー(キンシー)・P・モリス | ビル・キャンベル |
R・M・レンフィールド | トム・ウェイツ |
ドラキュラの花嫁 | モニカ・ベルッチ |
ドラキュラの花嫁 | Michaela Bercu |
ドラキュラの花嫁 | Florina Kendrick |
確かにそういう感想にも一理あると思います。
それでも私は★5つ付けたい。
伯爵のハート頭が衝撃的だったので。
ストーリーは原作にほぼ忠実というのが売りなので、最終的に伯爵が負けるのは見る前からわかっていても、全編を通しての活躍は怪しいとしか言いようの無いゲイリー・オールドマン=ドラキュラ伯爵の1人勝ち。
伯爵の登場シーンでの「I am Dracula.」の部分はやっぱりルゴシを意識してますよね、コレ? ドラキュラではなくドラクラって発音に聞こえますし。直前のジョナサンの発音と比べると顕著な気がします。(が、英語が大の苦手な私の言う事なので信用しないでください。)
ジョナサン役のキアヌ・リーヴスは影薄いよね。ちゃんと伯爵と会う前会った後で、恐怖のために髪の色が白髪に変わっているのはすごく良いですが……あぁ、ドラキュラの花嫁に襲われてしっかりテント張ってるのは笑えました。
旅行記書きつつ気分盛り上げ&燃料代わりに久々に見直し……というかぐるぐる掛けっぱなしにしたら、レンフィールドの「マスター! マァスタァーー!!」という叫び声が耳から離れなくなりました(汗)
って、良く考えたらもう10年以上前の映画なんですね。
伯爵の動きと全く同期していない伯爵の影の動きや、古い吸血鬼映画を意識したような(わざと?)チープな画面の切り替え方も印象に残ります。
ルーシーの断頭&くるくる飛ぶ生首、そして次の瞬間画面が切り替わるとそこにはミディアムレアの肉の塊。単にヘルシング教授とハーカー夫妻の食事シーンで、テーブルの上に肉料理が運ばれてくるだけなんですが、この演出は微妙にエグい。前に見た時は全然気にしていなかったのですが……他にもこまごま「あ、こんな演出あったんだ」と思うところが。
昔見た時は素直に純愛、ラブロマンスと思ったものですが、今見てみると……ミナって悪女だ。絶対。こんな女400年も追いかける必要なかったって、伯爵!
直前までイチャこいてたのに伯爵がネズミに化けた途端、“Unclean”ってそりゃ酷ぇよ。正体聞いてそれでも良いの貴方の側にいるわ仲間にしてって熱くノロケてたの、たかだか30秒くらい前だろ! と。最初から最後まで移り気としか……。
自分に素直なルーシーの方がなんぼかマシだと思う私はもう歳を取ったのでしょうか。
ちなみに衣装デザインの石岡瑛子は、この作品でアカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞しています。