吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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作者:奥瀬早紀
発売:白泉社 ジェッツCOMICS
初版:1987年11月30日
価格:505
頁数:236
火を呼ぶ者 火炎魔人
収録
1. | 爵位の魔王 |
2. | 座敷童子 |
3. | 座敷童子-諸 |
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『爵位の魔王』に魔王としてドラキュラ伯爵が登場。
噛まれた犠牲者は十字架が苦手だったり影が薄かったり、伯爵の下僕で狼男が出てきたり、お約束どころはしっかり押さえてます。
白髪美形の主人公を見かけた脇役がぼそっと「エルリックみたい」って言ってたりするのが作者の趣味現れてるかも。
全体的に面白いんですが、いかんせん、絵が古い。1987年の作品ですからそりゃもうしょうがないんですが、最近の奥瀬サキ(途中で早紀から改名)作品を読んでいる人がそのイメージでこれを見たら吃驚するだろうってくらい絵が古いです。どっちの絵が良いと思うかは読む人によるでしょうけども。
そして2巻が出ていないので全然話が終わっていません。
『支配者の黄昏』が一応続篇……というか、ちょっとだけ設定が繋がっていますが、『支配者の黄昏』の方にはドラキュラ伯爵は出てきません。
続篇というよりはパラレルに近いかな。
『火閻魔人』『支配者の黄昏』を通じて、メインのストーリーは鬼退治モノ。