吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
[全掲載作品50音] [カテゴリ別50音] [発売日昇順] [発売日降順] [掲載日降順] [ルーマニア旅行記]


« 魔人ドラキュラ | メイン | 吸血鬼 »

† 吸血鬼ドラキュラ

原題:Dracula
監督:テレンス・フィッシャー
製作:ハマー・プロ
国:イギリス
日本公開:1958年09月09日
製作国公開:1958年05月08日
時間:1:22
 新たなドラキュラ像を確立させた吸血鬼映画の最高峰!
 ホラーの名門“ハマー・フィルム”
 その名を一躍世界に轟かせた歴史的名作が、今宵、DVDで蘇る――
出演
ドラキュラ伯爵クリストファー・リー
ヴァン・ヘルシング博士ピーター・カッシング
アーサー・ホルムウッドマイケル・ガウ
ミナ・ホルムウッドメリッサ・ストリブリング
ルーシーキャロル・マーシュ
ゲルダオルガ・ディッキー
ジョナサン・ハーカージョン・バン・エイセン
女吸血鬼ヴァレリー・ガウント
 言わずと知れた超有名映画&クリストファー・リーの出世作。
 ドラキュラ伯爵というとこの映画のドラキュラを想像する人も多いはず。

 ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』を下敷きにしてありますが、ドラキュラ伯爵とヴァン・ヘルシング博士以外のキャラクターは、名前と役割が全部ばらんばらんになっています。
 ジョナサン・ハーカーの婚約者がミナではなくルーシーだったり、アーサー・ホルムウッドとルーシーが兄妹だったり、アーサー・ホルムウッドの奥さんがミナだったり。
 そんなわけで、原作での名前&役割は全部忘れてこいつら全部脇役だと思ってアレンジされたストーリーを楽しみましょう。

 ベラ・ルゴシの『魔人ドラキュラ』に比べると流血シーンが格段に多くなっていますし、カラーなんで「血!」って印象になるんですが、それでもやっぱり杭打ちシーンはシルエットor音のみなんですよね。当時の映像技術ではやっぱり無理だったんでしょう……。
 公開された当時はこの映画は「怖い」映画だったはずなのですが、最近の血飛沫どころか身体パーツまで飛び散る特殊効果バリバリの映画を見慣れていると、全然怖くありません。むしろ微笑ましいくらいで。
 リーのドラキュラも割と人間味溢れているというか、ドタバタ走っちゃったりして可愛いです。
 ラストシーンあたり、見ているとつい「リー様! 髪の毛! オールバック崩れてる! 崩れてる!!」って突っ込みたくなったりして。

 個人的にはルゴシのドラキュラの方が好きだったりします。

関連するエントリー

コメント・トラックバックはご自由に。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.vampyre.jp/mt/mt-tb.cgi/435

コメントする